豊中市内の小学校のクラブ活動(パソコンクラブ)で、アルスタジオをご利用いただいています。
今回はパソコンクラブ担当の先生からアルスタジオの感想をいただきました。
次の章からは、アルスタジオの導入理由や、実際にクラブ活動に使ったときの感想などを詳しく紹介していきます。
Contents
小学校のパソコンクラブでアルスタジオを利用
まずは、現在のご利用方法について、お聞きしました。
パソコンクラブでのご利用方法を教えてください
パソコンクラブには、2022年12月現在、5年生・6年生合わせて30名が在籍しています。
クラブ活動では、その日のテーマとなるレッスン動画を見ながらプログラミングし、慣れている子はテーマ作品のカスタマイズまでしています。
そして、教室内作品公開機能を使って、自分で作ったプログラミング作品を公開し、お互いの作品を見て楽しんでいます。
アルスタジオの感想をいただいた先生
梅川先生
梅川先生は、パソコンクラブをご担当されています。
また、大規模校加配として様々な背景をもつ児童の支援をされており、その子たちともアルスタジオを利用することがあるそうです。
梅川先生は、元々はScratchに詳しくなかったため、アルスタジオのご利用を検討されたそうです。
では、次の章からは、梅川先生にインタビューした内容をご紹介していきます。
アルスタジオを導入した理由は何ですか?
元々、「Scratchをパソコンクラブで教えたい」と考えていました。
※アルスタジオ:Scratchを徹底的に学びやすくしたオンライン教材
ただ、Scratchだと、「児童一人ひとりのアカウントが学校で作れずセーブできない」、「完成した作品を共有するのに、全世界公開しか選べない」など、気になる点がありました。
アルスタジオでは、普段学校で使っている児童のID、パスワードを使うことができます。
そのため、学校で採用している「学習活動端末支援Webシステム」からログインできるよう設定できます。
学校のものと別のID・パスワードを用意しなくてもいいので、とても使いやすいです。
また、クラブ内だけで公開できる作品共有プラットフォームがあるので、安全に子ども達の作品を共有できるのも良いです。
※作品公開プラットフォームの利用例(こちらは習い事教室で利用されたものです)
何かトラブルがあった時でもすぐに対応できるので安心です。
元々クラブ活動では、iMovieで動画編集をしたり、イラストソフトを使ったり、Viscuitでプログラミングしたりと、活動内容は日によってバラバラでした。
でも、アルスタジオを採用してからはアルスタジオばかりするようになりました。
学校内で、「パソコンクラブはおもしろいらしい!」と評判になっています。
アルスタジオを使った感想
クラブ活動で、実際にアルスタジオを使った際の感想をお聞きしました。
先生から見て、使いやすいポイントはありますか?
パソコンクラブで教えるのに、レッスン動画がとてもいいです。
教師側がScratchに詳しくなくても、レッスン動画で学び、そのまま子ども達に教えることができます。
昼休みにレッスン動画で学び、その後のクラブ活動で教えられるくらいの手軽さで、教師の負担が少ないです。
また、クラブ活動でも、アルスタジオを使えば子ども達が自走できる仕組みになっているのも良いです。
初心者の子はフォローが必要ですが、慣れている子だと自分でどんどん作っていけます。
クラブ活動での様子を教えて下さい
クラブ活動では、その日のテーマとなるレッスン動画を決めて、みんなで作ります。
(例)迷路を作ってみよう
最初は、みんなで同じテーマのものを動画を見て作るのですが、最後の方は、自由にカスタマイズしてもいいことにしています。
そうすると、自分なりのアレンジを加える子もいたり、家でもオリジナルの作品を作ってくる子がいたりします。
子ども達は、すごく楽しみながらプログラミングしています。
そして、完成した作品は、作品公開プラットフォームに公開し、コメントやいいねをお互いし合ったりして楽しんでいます。
作品公開機能は、すごく良いと感じています。
ただ、特定の児童のみの公開が目立つようになってしまったり、学校教育の教育課程にはふさわしくない表現があったりしました。そこで次のようなルールを児童と相談して決めました。
- 作品を公開できるのは1人1作品まで(新たに公開したい場合は差し替える)
- クラブ内で公開することにふさわしくない内容(相手が暴力的と受け取る内容)の公開は禁止
- 著作権が関わるようなイラストや音楽を使った作品は公開できない
このようにルールを変更したことで、問題なく活用できるようになりました。
作品公開プラットフォームを使って、クラブに参加しているみんなが承認欲求を満たしてほしいと思っています。
アルスタジオを改善してほしい所はありますか?
機能面で改善してほしいと思うところはありません。
教師の負担が少なく、よくできていると思います。
ただ、教師の使い方によっては、レッスン動画を与えて放置してしまうことにつながるかもしれません。
「こういう目的で、こういう作品を作るから、このレッスン動画が必要」
といった風に、教師側が目的意識を持って利用することが大切だと思います。
今後活用したいこと
今はパソコンクラブ限定のご利用ですが、いつかはクラスの授業でもアルスタジオを利用して児童の学びにつなげたいです。
情報モラルの動画やハザードマップをアルスタジオで作成したり、探究学習のツールとして使うなど、学びを深めるためのツールとしての活用方法は色々考えられます。
>> Scratchを徹底的に学びやすくしたオンライン教材【アルスタジオ】