子どもたちの作品には、ときどき「そんなことまで考えていたんだ」と、大人が驚かされる瞬間があります。
今回ご紹介するのは、中野校の小学2年生の男の子が、AIを使って作った「ブロック壊し 世界記録チャレンジ」です。
小学生でも安全に使えるAI教材「アルスタジオV」で作りました。
パドルでボールを打ち返し、青いブロックをどんどん壊していくゲーム。ベスト記録や5つのLIFEなど、本人のこだわりがしっかり詰まっています。
小学2年生がAIと作った「世界記録チャレンジ」
ゲームを始めると、画面いっぱいに青いブロックが並びます。左右の矢印キー、または画面下のドラッグでパドルを動かし、黄色いボールを打ち返します。
ブロックを壊すとスコアが増え、連続で壊すとボーナスも加わります。
画面には、そのときのスコアだけでなく世界記録という名のベストスコアの記録も表示されます。
誰かと競うのではなく、「次は前の自分を超えられるかな?」と、自分のペースで何度も挑戦できるゲームになっています。
「これだけは入れたい!」3つのこだわり
この作品は、男の子がAIにプロンプトを出しながら作りました。
AIに伝えた大切な条件は、「ベスト記録を表示する」「ボールは5つにする」「ゲームオーバーを表示しない」の3つです。
作品ではLIFEが5つ表示され、ボールを一度落としても、すぐには終わりません。初めて遊ぶ人も、焦らずに何度か操作を試せます。
AIというと、難しい技術のように感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。でも、制作の出発点はとてもシンプルです。
「こんなゲームにしたい」「ここはこうしてほしい」と、自分の考えを言葉にすること。
小学2年生でも、好きなものへのこだわりがあれば、それがAIを動かす立派なプロンプトになります。
「ゲームオーバー」を出さない理由
制作中、男の子に「どうしてゲームオーバーを表示しないの?」と聞いてみました。
すると、「ぼくは勝ち負けが嫌いだから。プレイしてくれる人には、悔しい気持ちがないように安心してプレイしてもらいたい」と話してくれました。
そこでこの作品では、LIFEを使い切ったときにも「ゲームオーバー」ではなく「ステージクリア!」と表示されます。
そんなやさしいこだわりがつまった作品です。
子どもの「苦手」や「こだわり」は、作品づくりの種になる
お子さんが勝ち負けを嫌がったり、負けて悔しがったりする姿を見て、「もう少し気持ちを切り替えられたら」と感じたことのある保護者の方もいるのではないでしょうか。
けれど今回、その「勝ち負けが嫌い」という気持ちは、誰かを思いやるゲームのルールへと変わりました。
子どもが感じている苦手や違和感は、見方を変えると「こうだったらいいのに」という新しいアイデアの入口になります。
AIを使えば、そのアイデアをすぐに試し、目に見える作品にできます。ただし、何を作りたいのか、誰にどう楽しんでほしいのかを決めるのは、AIではなく子ども自身です。
大人には小さく見えるこだわりにも、その子らしい理由が隠れていることがあります。
アルスクール中野校では、操作や技術を教えるだけでなく、一人ひとりの「なぜそうしたいの?」にも耳を傾けながら、その思いを作品にする時間を大切にしています。
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