大阪南千里校

「自主性」と「主体性」|AI時代に、本当に大切にしたい力

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「主体性が大事」という言葉を、最近よく耳にしませんか?

でも正直なところ、「それって結局、何をすればいいの?」と感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。

実はこの「主体性」という力は、小学校・中学校の学習指導要領にも、これからの子どもたちに必要な力として、はっきりと明記されています。

参照:平成29・30・31年改訂学習指導要領の趣旨・内容を分かりやすく紹介_文部科学省公式サイト

それほど大切な力でありながら、日常の中でどう育てればいいのかは、とても分かりにくいのが現実です。

アルスクール大阪南千里校では、子供達の「主体性」をとても大切にして、レッスンを行なっています。

今回は、「主体性とは何なのか」、「どうしたら育まれるのか」について、レッスンの様子を通して、ご紹介します。

自主性と主体性の違いとは?

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まず、よく混同されがちな言葉である、「自主性」と「主体性」を整理してみます。

  • 自主性:やることが決まっている中で、それを前向きに進める力

たとえば、

  • 宿題を言われなくても自分から取り組む
  • 先生の指示を理解して、最後までやり切る

こうした姿は、自主性がしっかり育っている状態です。学校生活や集団行動の中では、とても大切な力です。

 

次に、主体性と比べてみます。

  • 主体性:「そもそも何をやるか」「なぜそれをやるのか」を、自分で考え、選び、決める力

たとえば、

  • 正解が決まっていない中で、自分のやり方を試してみる
  • うまくいかなかったときに「次はどうしよう」と自分なりに考える

主体性は、「与えられた課題をこなす力」ではなく、「課題そのものに向き合い、作り出していく力」と言えます。

どちらも大切な力ですが、自主性は外から与えられた枠の中で発揮されやすく、主体性は自分の内側から立ち上がってくる力という点が、大きな違いです。

ただ、一斉授業が中心の学校では、どうしても「言われたことをきちんとやる力=自主性」に偏りがちです。

さらに、AIが急速に身近になった今、この違いはとても重要になっています。

指示どおりに進める、自主性が求められる作業の多くは、AIが得意とする領域です。

一方で、「何を問い、何に使い、どんな形で活かすか」を決める主体性は、AIには代替しにくい、人間ならではの力です。

 

アルスクールでは、レッスンでこの主体性をとても大切にしています。

正解を早く出すことよりも、子ども自身が「どうしたいか」を考え、選び、その結果からまた次を考える。

そのプロセスこそが、将来につながる学びだと考えているからです。

また、テクノロジーの進化スピードは加速しているため、その使い方のみを覚えることにますます意味がなくなってきました。

そのため、テクノロジー分野では、この主体性が他の分野よりもさらに大事だからです。

次に、実際のレッスンではどのように主体性を育てているのか、具体的な取り組みをご紹介します。

一人ひとりと、とことん向き合うレッスン

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アルスクールはプログラミング教室なので、プログラミングで好きなものを作ります。

自主性の成長は学校の方が得意なのでお任せして、アルスクールでは主体性を育てられるようなレッスンを行なっています。

 

主体性という観点では、「自分で作りたいものを決め、作り方も決め、自分自身も他の子達もおもしろいと思えるレベルまで作品を作り込み、完成させる」ということが理想です。

ただ、これはかなりレベルが高いので、いきなりできるわけではありません。

正直、ここまで到達するには、少なくとも小学5年生、6年生レベルの発達段階は必要です。

 

そして、これができたら、もううちの教室でスクラッチのレッスンに通う必要はありません。

実際に、このレベルに達している子が何人かいたため、次のテキストプログラミングを学ぶコースを作りました。

 

では、低学年、中学年から主体性を育てるにはどうすればいいか、実際にアルスクールで取り組んでいる内容をご紹介します。

自分で決める体験をたくさんする

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主体性を育てるのに、まず大切なのは「自分で決めること」です。

そして、レッスンを通して、子供みんなに共通していると感じるのは、みんな決められたことより、自分で決めたことの方がやる気を出すということです。

そのため、1レッスンの中で、子供自身で決める体験をたくさんします。

  • 何を作るか大枠を決める(例:マリオみたいなゲームを作りたい)
  • どんな風に作るか決める(例:敵やアイテムはどうする?2面作る?ゲームオーバーの画面作る?)
  • どこまで作るか決める(例:1回のレッスンで終わっても、3ヶ月作り込んでもいい)

ただ、一人ひとりの興味関心やスキルやその日の体調などによって、どこまで決めたいかは人それぞれです。

そのため、「別に作りたいものない」、「次にどうしたらいいか分からない」という場合は、興味関心に合わせて、いくつか選択肢を出して選んでもらうようにしています。

ここでも、1つ提示するのではなく、できるだけ複数提示しています。

「1つ提示→やらされ感が出る」「複数提示→子供自身で選んだと思える」、この違いでかなりモチベーションが変わるからです。

「主体性の尊重」と「スキルの向上」はバランスが大事

「自分で決めたものを自分で作る」

この方法は一見良い方法に見えますが、実は、新しいスキルを獲得して、できることを増やさないと子供は飽きます。

今のスキルでできるものは、ある程度作り切ってしまうからです。

そのため、新たなスキルを習得するために、アルスクールでは、自由創作の他にそれぞれのスキルに合った「テーマ学習」という課題も取り組んでいます。

ただ、特に、自分でやることにこだわりがある子ほど、スキル習得のための課題を出されるのは嫌がります。

「このテーマ学習やってみない?」

「いやだ」

と言われたことは、今まで何度もあります。

その際、「自分で決めたものを作る。」という過程で、講師がアドバイスすることにより、新たなスキルを習得できそうな場合は、無理に課題をやらせません。

ただ、「イラストばかり描いている。」「同じスキルの繰り返しで飽きが出てきてそう。」という場合は、その子の興味の延長線上である課題を出すことにしています。

 

なお、テーマ学習でも、すべてを決められた通りに進めることはほとんどありません。

例えば、「〇〇くんが、ちょうどクリアできるくらいの難しさになるように、ゲームを調整してみよう」といったように、課題の中で条件を提示し、その中でどう調整するかは子ども自身に任せます。

すべてのレッスンで、生徒全員にピタッとハマるわけではありませんが、「この課題は少し反応が悪かったな」と思ったら、次回は課題の出し方を少しずつ改善しています。

 

このような経験を重ねる中で、子どもたちは少しずつ、

「次はこれをやってみたい」

「ここをもっと良くしたい」

という言葉を、自分の中から出せるようになっていきます。

そのような変化を大切にしながら、一人ひとりと向き合い、日々のレッスンを行っています。

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