今回は、自由が丘校の中学2年生がScratchで作ったゲームをご紹介します。
作品名は「トラップ多めのプラットフォーマー」。
横スクロールのステージを進みながら、足場をジャンプで渡り、トラップを避け、仕掛けを攻略していくアクションゲームです。
これが本当に難しいんです。
でも、ただ理不尽に難しいのではなく、「次はここまで行けそう」「もう一回やりたい」と思わせてくれる作りになっていました。
Contents
Scratchでここまで作れる!中2の高難度アクションゲーム
この作品は、Scratchで作られたプラットフォーマーです。
プラットフォーマーとは、足場をジャンプで移動しながらゴールを目指すタイプのゲームのこと。
今回の作品では、細い足場や赤いトラップがたくさん登場します。
少しジャンプのタイミングがずれるだけでゲームオーバーになるので、プレイヤーは自然と何度も挑戦することになります。
でも、その難しさがとてもよく調整されていました。
「ここは勢いをつけた方がいいかな」「この足場では少し待った方がいいかな」と考えながら進む必要があり、遊んでいる側もだんだん上達していく感覚があります。
Scratchというと、はじめてのプログラミング教材というイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、作り込んでいくと、ここまで本格的なゲームも作ることができます。
壁キックやスクロールまで入った、本格的なゲームの仕組み
中身を見て特にすごいと感じたのは、プレイヤーの動きの作り込みです。
このゲームでは、横移動やジャンプだけでなく、壁キックのような動きも入っています。
Scratchの中では、speedX や speedY といった変数を使って、横方向・縦方向のスピードを管理していました。
さらに、scrollX や scrollY のような変数も使われていて、ステージをスクロールさせながら進む仕組みも作られています。
これは、ただキャラクターを動かすだけよりもずっと難しい部分です。
キャラクターの位置、ステージの位置、当たり判定、落下、ジャンプの勢い。
それらが少しでもずれると、遊びにくいゲームになってしまいます。
何度も動かして、直して、また試して、ちょうどよい手触りに近づけていったことが伝わってくる作品でした。
シーソーや中間地点など、遊びを広げるギミックも
ステージには、ただ避けるだけではない仕掛けも入っています。
シーソーのようなギミック、ボタン、中間地点など、プレイヤーが次に何をすればよいか考えながら進む要素がありました。
こうした仕掛けがあると、ゲームは一気におもしろくなります。
同じジャンプでも、「どの順番で進むか」「どのタイミングで動くか」によって結果が変わります。
作る側からすると、ステージの配置を考えるだけでなく、ギミックが正しく動くようにプログラムを組む必要があります。
この作品では、ステージ、ギミック、プレイヤー、数字表示などがそれぞれ分かれていて、かなり整理された作りになっていました。
ゲームとしての見た目だけでなく、裏側の設計にもこだわっているところが印象的です。
ゲームオーバーのアニメーションにもこだわり
この作品はゲームオーバー時のアニメーションにもこだわりがありました。
難しいゲームほど、失敗したときの見せ方は大事です。
ただ止まるだけだと、プレイヤーは少し冷めてしまいます。
でも、失敗した瞬間の動きや表示に工夫があると、「悔しい!もう一回!」という気持ちにつながります。
今回の作品はまさにそのタイプでした。
トラップに当たってしまったときの演出まで作り込まれていて、ゲーム全体の完成度を上げています。
こういう細かい部分にこだわれるのは、自分の作品を「遊ぶ人の体験」として見られている証拠だと思います。
難しいゲームを作ることは、考える力を育てること
高難度のゲームを作るのは、実はとても難しいです。
簡単すぎるとすぐに飽きてしまう。
難しすぎると、遊ぶ人があきらめてしまう。
そのちょうどいいところを探すには、プログラムを書く力だけでなく、何度もテストして調整する力が必要です。
今回の作品には、その試行錯誤がたくさん詰まっていました。
Scratchで変数を使い、当たり判定を作り、スクロールを入れ、ギミックを組み合わせる。
そして、実際に遊んで「もっとおもしろくするにはどうしたらいいか」を考える。
これは、プログラミングの学びとしてとても大切なプロセスです。
自由が丘校では、子どもたちが自分の作りたいものを形にしながら、考える力、試す力、最後まで作り切る力を育てています。
今回の「トラップ多めのプラットフォーマー」も、中学2年生らしい粘り強さとこだわりがしっかり出た、とても良い作品でした。
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