プログラミング教育

【発達障害とプログラミング】について専門医にインタビューしました!

発達障害 プログラミング (2)

発達障害の子にはプログラミングがいい」と聞いたことはありませんか?

小児科の先生の中にも、「発達障害の子にはプログラミングが合う」という見解をお持ちの方がいます。

そのため、主治医の先生経由で聞いたとか、療育施設で聞いたなどで、キッズプログラミング教室【アルスクール】にも問い合わせがくることがあります。

アルスクールでも、療育施設でプログラミング体験会を開催したことがありますが、みんないい集中力で学び、とてもいい笑顔で帰っていきました!

療育施設のキッズたちと体験会!先日、上野毛(世田谷区)の発達障がいの療育施設に通う子どもたちが、アルスクールの体験に来てくれました! 東中野のオフィスで、5名の...

 

ただ、「どうして発達障害の子にプログラミングが向いているの?」、「向いていない子もいるのでは?」など、疑問もありますよね。

そこで、今回は、小児科医の保田典子先生リハビリテーション医学講座の田中雅子先生をお呼びして、「発達障害とプログラミング」について、疑問点・良い学び方などをインタビューしました。

 

インタビューした医師:保田先生のプロフィール

発達障害 プログラミング(1)

名前:保田 典子

  • 医療法人財団アドベンチスト会 東京衛生アドベンチスト病院・小児科医、日本小児科学会認定専門医。
  • 株式会社メドイース 代表取締役
  • 2男・1女の母。自身も働くママであるという立場から、ママの気持ちによりそった診察で定評がある。現在はブログ『ママ小児科医が実践している忙しくても家族の健康と発達を伸ばす子育て』や、公式LINEで自身の子育てや子どもの健康や発達について発信中

 

インタビューした医師:田中先生のプロフィール

発達障害 プログラミング(4)

名前:田中 雅子

  • 昭和大学医学部リハビリテーション医学講座 助教、日本リハビリテーション医学会専門医
  • 子供のリハビリテーションにも従事
  • アルスクールに通うお子さんのママ

 

発達障害にはどんな種類があるの?

むらっち
むらっち
まずは、「発達障害にはこういうパターンがあるよ」などざっくり教えてください。
保田先生
保田先生
今は、アスペルガーと自閉症スペクトラムは同じという考え方になっているので、大きく3種類に分かれていて、ASD・ADHD・LDですね。
発達障害 プログラミング
保田先生
保田先生
学習障害は、「書くのが苦手」・「算数の概念を理解するのが難しい」というのがあり、それに知的障害があったり、なかったりします。
多く認識されているのはASDとADHDですが、LDの子も2%くらいいると言われています。
学校に行って、読んだり書いたりすると、LDが分かる子もいます。

 

ここまでのまとめ

  • 発達障害は大きく分けて、ASD(自閉症スペクトラム)・ADHD(注意欠如・多動性障害)・LD(学習障害)の3種類
  • それぞれのケースで、知的障害がある場合とない場合がある

 

自宅学習できるプログラミングは発達障害にいい?

発達障害 プログラミング (3)

プログラミングに向いている発達障害の種類はあるの?

むらっち
むらっち
プログラミングに向いている種類と向いていないものはありますか?

ASD(自閉症スペクトラム)の子とプログラミング

保田先生
保田先生
ASDの子は向いていると思います
保田先生
保田先生
例えば、ASDの子はすごく踏み切りが好きな子が多いんです。なぜかというと、「踏切が鳴ると、電車が来る」という1対1対応が好きなのです。
プログラミングも1対1対応に近いので、向いているのではないかと思います
田中先生
田中先生
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツもASDだと言われていますよね。
ASDは自分の規律の中で生きていることが多いので、特化してしまえば、ものすごい集中力を発揮することがあります
自分の世界がものすごくある。マッチしてしまえば、どこまでも突き詰めていくことがあります。
田中先生
田中先生
なので、ASDの子が、マッチした場合は、より向いているんじゃないかなと思いますね。

 

ここまでのまとめ

  • ASDの子は、プログラミングが向いている可能性が高い
  • マッチすると、ものすごく集中して、どこまでも突き詰めて取り組むことがある

 

LD(学習障害)の子とプログラミング

保田先生
保田先生
読字障害の子は、コードを読んで理解するときに苦労するかも知れません
保田先生
保田先生
書字障害は書くのが苦手。でも、タイピングはできるので、問題なく学習できることも多いです。
保田先生
保田先生
算数障害の場合、パソコンが計算してくれるからプログラミングはできます。なので、すごく向いていない障害はないと思います
むらっち
むらっち
なるほど!
では、まず、プログラミングをやってみるっという意味では、どれでも大丈夫ということですか?
保田先生
保田先生
それは、どれでも大丈夫だと思います。

 

ここまでのまとめ

  • LDの子は、障害によっては、プログラミングで苦労することもある
  • ただ、まず合うかどうかやってみるという意味では、プログラミングはいい

 

ADHD(注意欠如・多動性障害)とプログラミング

田中先生
田中先生
多動性の傾向がある子が多いので、その多動と向き合いつつ、少し落ち着かせてあげながら取り組む方がいいですね。
田中先生
田中先生
自分ルールの中で生きている子が多く、自分のルールはすごく守ります。
そのため、プログラミングが自分のルールとしてうまく認識できるようにしてあげれば、すごく合うのではないかと思います

 

ここまでのまとめ

  • 多動をまず落ち着かせてあげるのが大切
  • プログラミングが自分のルールとして、認識されればすごく合う可能性がある

 

興味を持って継続的に学ぶことが大切

むらっち
むらっち
知的障害がある場合で、「学習をしないとIQが下がってしまうので、自宅で継続的に学習できるっていう意味で、プログラミングはすごくいい」と聞いたことがあります。どう思われますか?
保田先生
保田先生
発達障害の子は、叱られれば叱られるほど、IQも下がるし、他の子は学校などで学んで発達していきます。IQは、同じ年の子と比較して数値化されているので、学ばないと相対的に低く出てしまうんですよね。
保田先生
保田先生
なので、興味を持たせて継続的に学ばせることが大事ですね
田中先生
田中先生
WISCなど、他にも数値化されたものがありますが、同じ年齢の子と比べてどれくらい知能があるか数値化されたものです。
田中先生
田中先生
知的障害の子は、同じ年齢の子に比べるとやっぱり低く出てしまうけれども、他の子との比較は重要ではありません。
年齢に応じた知能に上げてあげるためにも継続学習は大事ですね。
むらっち
むらっち
相対的というよりは、その子の中で伸びているかどうかが大切ってことですよね
田中先生
田中先生
はい、そうですね。

 

ここまでのまとめ

  • 興味を持って、継続的に学べる環境が大事
  • IQなどの数値比較より、その子の中で伸びているかどうかが大切

 

発達障害の子がプログラミングを始めるタイミング

むらっち
むらっち
何歳からプログラミングを始めるのがいいですか?
保田先生
保田先生
0・1・2歳を相手にしていると、言語やライフスキル(トイレ・お着換えなど)整えてあげると、実はヒトってすごく人間らしくなるんですよ。精神的にも成長するんですね。
保田先生
保田先生
プログラミングを始めるのは、何歳でもいいと思うんです。
保田先生
保田先生
例えば、自閉症で言葉が出ない3歳のお子さんにプログラミングをさせるのはすごくいいと思うんですけど、ただプログラミングをするだけではなく、「アウトプットをすると、すごくいいことがある」という感動を与えることが教育的には大事なのかなと思います
保田先生
保田先生
ただ「できた!」だけで終わらせず、「これをしたことで良いことがあったんだー!」という言語化、アウトプット化の感動体験を与えることで、さらに言葉が出たりとか、子供の発達にとって良いことが起きることがあります。

 

ここまでのまとめ

  • 始めるタイミングは何歳でもいい
  • 感動体験をさせてあげて、言語化してアウトプットすることが大切

 

発達障害の子との関わり方・学ばせ方

プログラミングレッスン中の学び方について

むらっち
むらっち
ADHDについて、少し気になっているのが、アルスクールでは、レッスン中、ワーッと遊んでいる子とかいるんです。っていうか、みんななんですけど(笑)
でも、バーっと遊んで、バーっと戻ってくる方が、ただじっと座っているよりも、すごい作品ができたり、成長することも多いんですよ
むらっち
むらっち
「うちの子、落ち着きがないんです」っていらっしゃる方が多いんですが、自由に主体的に学ぶには、それが自然なのかなと思うんです。
保田先生
保田先生
子供はそもそも多動なんですよ。子供ってそもそもみんなADHD要素があって、それが高いか低いかだけなんですね
保田先生
保田先生
いろんな所に興味が向くのって、子供にとっては普通のことなので、それでいいと思うんです。ワーッとやって、集中して、ワーッとやって、集中してっていう。その接し方は、発達障害の子も同じですね
保田先生
保田先生
ただ、発達障害のなかに、認知や姿勢、感覚に異常のある子もいるので、「他の子と違うな」って気がついたとき、環境を整えてあげるのは大事だと思います。
田中先生
田中先生
私は、むしろワーッとさせた方がいいと思います。大人でもずっと座っているとしんどくなりますよね。子供がダラッとなってきたら、5分とか決めて好きなことをバーッとやる方がいいんじゃないかと思います。
田中先生
田中先生
例えば、走り回ると、「走っている間に姿勢も正しくなる」、「呼吸もたくさんするので循環も良くなる」、そういった意味でいいと思っています。私も、うちの子がモヤモヤしていると、「走ってきなさい」と言うことがあります。走るとやっぱり落ち着きますよ。
田中先生
田中先生
なので、ワーッとなることを積極的に入れてあげるのは子どもにとって大事かなと思います。村野さん(むらっち)は大変かなと思いますけどね。
むらっち
むらっち
いや、それがですね。同じ目線になって楽しめるから子どもも受け入れてくれるんですね。
田中先生
田中先生
親も煮詰まることはあるので、親も子も煮詰まってきたら、「一緒に違うことして楽しもうか」みたいな感じで、親子で切り替えができるといいですね

 

ここまでのまとめ

  • 「遊ぶ→学ぶ」を繰り返すのは、子供にとって良い学びにつながる
  • 教育者・親も一緒に切り替えができるといい

 

レッスン中に気をつけること

むらっち
むらっち
お子さんへの接し方で気をつけた方がいいことはありますか?
保田先生
保田先生
発達障害の中に、認知とか姿勢とか感覚に異常のある子がいます。例えば、「空気清浄機がすごい苦手」だという子がいたりするんですよね。
保田先生
保田先生
苦手なものがあるから、ソワソワしているんじゃないかと気づいたときに、「それを取り除く」など、環境を整えてあげることは大事だと思います

 

ここまでのまとめ

  • 苦手なモノはできるだけ取り除く
  • 学ぶ環境を整えてあげるのが大切

 

発達障害とコミュニケーション

むらっち
むらっち
プログラミングってパソコンに向かって1人でやるっていうイメージがあると思うんですけど、実は、大学のコンピューターサイエンス学部があるところって、必ずコミュニケーションとかコラボレーションのレッスンがあるんですね
むらっち
むらっち
それは、 最終的に良いものを作るってコラボレーションしないと難しいからなんです
むらっち
むらっち
アルスクールではそういうのも意識してやっています。作った作品の発表も、主体的にやらせています
むらっち
むらっち
発達障害の子は、作ったものの発表など関わりを強制しない方がいいなど、周りとの関わり方・学ばせ方で気をつけることはありますか?「確実にルールを守らないとパニックになっちゃう」など、ありますか?
保田先生
保田先生
その子のペースにすべてを合わせるのがいいわけではないんです。その子を尊重しつつも、イレギュラーを入れてあげた方がいいのではないかと思います。自分ルールだけよりは、社会に適応しやすくなるからです。
保田先生
保田先生
発達障害の子は、人に理解できるようなアウトプットをするのが苦手な子が多いので、探究型プログラミング教室【アルスール】の学び方は今後にはいいと思いますね
自分の考えを表現しつつ、プログラミングができるっていうのはすごくいいんじゃないかなと思います
保田先生
保田先生
ただ、ASDの子は、そもそも人への関心が薄い子がいるので、そこへの介入はより一生懸命である必要があると思います

集中しすぎるものがあると、コミュニケーションがおろそかになっちゃうので、そこを伸ばしたいときは、その子が一番こだわりのあるものは排除して、介入してあげた方がいいと思います

 

ここまでのまとめ

  • 尊重しつつも、イレギュラーを少しずつ入れてあげるのがいい
  • 人への関心が薄い子がいるので、コミュニケーションへの介入はより一生懸命やる必要がある
  • ASDの子の場合、コミュニケーションスキルを伸ばしたいときは、その子の一番こだわりのあるものは排除した方がいい

 

発達障害の子はプログラミングにはまりすぎることはあるの?

他に楽しいことを作ってあげることが大切

むらっち
むらっち
発達障害の子は、ゲームなどにはまり過ぎると寝食も忘れてやり続けることがあると思うのですが、プログラミングにはまり過ぎることはありますか?
保田先生
保田先生
はまり過ぎる可能性はあります。他にも楽しいことをいくつか見つけてあげることが大事ですね
保田先生
保田先生
ゲーム中毒になってしまう子の家庭は、子供にゲーム以外の楽しみを他に与えていない場合があります。 ゲームさえしてくれたらラクだからと、与えすぎてしまうケースが多く見られます。

 

むらっち
むらっち
マインクラフトなど、ゲーム性の高いプログラミングについてはどうですか?
保田先生
保田先生
小さいころにゲームを禁止しても大人になってはまってしまうこともあります。なので、ゼロにしてもいいことは何もないんです
他に楽しいことが何もなければ戻ってこれないこともあるんですけど、マインクラフトも楽しい、プログラミングも楽しい、他にも楽しいことがあるなど、いろんな世界を見せてあげるという姿勢が大人には必要ですね
保田先生
保田先生
ゲームが悪いのではなくて、色んな楽しいことをやろうという環境が大事なのではと思います。
むらっち
むらっち
なるほど、そうなんですね。

 

ここまでのまとめ

  • 一つしか夢中になるものがないと、はまり過ぎる可能性がある
  • プログラミング以外にも、楽しいことを与えてあげることが大切

 

うまく切り替えるにはどうすればいいの?

田中先生
田中先生
切り替えって難しいですよね。たとえば、「1回おしまい!」と言って、体の方に集中させる方法などもあると思います
田中先生
田中先生
あんまり集中しすぎると、そこから戻ってこれないので、1回ストップさせたら、そこからワーッと走ってくるなど、他のことをやったりして一息つく。思いっきりやってもいいんだけど、一回「フッ」と息つくのが大事なんだよというのを最初にルール化しちゃうといいですね
田中先生
田中先生
ポンポン次々やっていくのもいいと思うんですよ。マインクラフト20分、コードモンキー20分など、めまぐるしく変わるのもありだと思います。
保田先生
保田先生
それをする場合は、最初にこうするからと書いておけばいいと思います。そうすれば「こうするもんなんだ」と習慣がつきますよね。
むらっち
むらっち
あ、なるほど。
田中先生
田中先生
不安があると、余計に落ち着かないんですよね。「何をするか分からない」っていうのが不安なんですよね。なので、そういう子にはあらかじめ何をするのかを具体的に書いてあげるといいですね。ちょっと先の見通しがつくので、不安が収まって、多動性がちょっと収まるんですよね

 

ここまでのまとめ

  • 一回「フッ」と息をつくという習慣をつけてあげることが大切
  • いくつかのプログラミング教材をやるときは、始めに「今日はこうするから」と具体的に書いてあげるといい

 

夢中になることを1個作ることも大切

保田先生
保田先生
ただ、夢中になることを1個作ってあげるのはとてもいいことだと思います。ハンカチ理論と言って、ハンカチは持ち上げると周りの部分もついてきます。
とんがった所を伸ばしてあげるのはとてもいいことだと思いますそうすると、他のことも一緒について伸びてくると言われています
保田先生
保田先生
なので、プログラミングは、夢中になってやらせてあげればいいと思いますね

 

ここまでのまとめ

  • 夢中になるものが1つあると、他も伸びやすい
  • プログラミングは、夢中になってやらせてあげればいい

 

発達障害の子の目標設定について

発達障害 プログラミング (1)田中先生が、発達障害の子が目標設定する大切さについて、解説してくださいました。

田中先生
田中先生
リハビリテーションの場では、必ず目標っていうものを立てるんですね。供でも高齢者の方もリハビリをするときは、短期目標と長期目標を立てます
田中先生
田中先生
なぜかというと、漠然としていると、なかなか継続できないからです。短期の目標はすこーしがんばれば達成できるもの、うまくやる気を持続させて達成させる目標を作る。そして、必ずゴールというのを子供自身に自覚させます。
田中先生
田中先生
「ここがゴールだよ!」というと、子供はがんばります。その時、できれば目標は書き出す・読み上げる。子供によっては、視覚的認知が得意な子、聴覚的認知が得意な子がいます。いろんな五感を使って認知させるとすごく入りやすい。
田中先生
田中先生
まずは、目標を達成させるにはどうすればいいかを考えさせる。そのやり方で、まずはやらせてみる。もし目標達成できない場合は、どこがダメだったんだろうねと振り返らせる、その結果、自己修正能力を育めるんです
田中先生
田中先生
この自己修正能力がすごい大事だと思っています。「自分が正しいと思っていたことが、実は正しくなかった」そういったときに自分を変えられるかどうかっていうのは、社会の適応性に非常に大事になってくるからですね。

 

ここまでのまとめ

  • ただやみくもにする努力は継続できない
  • 短期の目標、長期の目標をたてよう
  • 目標は少しがんばれば達成できる程度のものにする
  • 必ず子供にゴールを自覚させよう(特に短期目標)
  • 出来れば目標は書きだす、読み上げる(視覚・聴覚的認知)
  • 目標達成には何が必要か考えさせよう
  • 考えたやり方で目標達成ができない時はやり方を振り返らせる
  • フィードバックすることで自己修正能力を育む

 

発達障害の子の将来|社会への適応について

田中先生
田中先生
社会性が全然ないと、だんだん本人が辛くなってきてしまいますよね。なので、最終的には、社会に適合できるのかは大事ですね
保田先生
保田先生
ある程度、社会がその子の特性を受け入れるってことはすごく大事だと思うんですけど、その子自身も社会にある程度は適合しないと生きにくくなるかなと思いますね
田中先生
田中先生
アップルが、発達障害の人でコンピューターサイエンスに特化した人を積極的に採用しようという動きがあります。その時に、専門の部署を作って、サポートする人を周りに置いた上で、採用しようとしています。そういったものが、今後日本にも出てくる可能性はすごくありますよね。
田中先生
田中先生
なので、ちょっととんがってて、必要最低限のコミュニケーションスキルを育んであげるというのが大事なのかなと思います
田中先生
田中先生
本人が「幸せだな」と思える人生が大事だと思うんです。リハビリテーションでも、特性がデコボコしていても、フラットでも、「幸せだな」と思える瞬間がどれくらいたくさん作ってあげられるかが大事なんです。
田中先生
田中先生
プログラミングを通すと、「できた!」が分かりやすいと思うんです。それで、親も先生もほめてくれるので、「やったー!!」という幸せ感を提供できますよね。いつも叱られている子でも、「ここだったらいいんだ、受け入れてくれるんだ」という心のより所としていいんじゃないかなと思います

 

ここまでのまとめ

  • 発達障害の子もある程度は社会に適合しないと、生きにくくなる
  • 興味があるところを伸ばしてあげて、必要最低限のコミュニケーションスキルを育んであげるというのが大事

 

【発達障害とプログラミング】のまとめ

プログラミング学習と発達障害の相性はよく耳にしますが、なかなか専門家の方々からお話をうかがい、ディスカッションする機会はありませんでした。

今回、発達障害について、あるいはお子さまとの接し方についてしっかりとお話ができて、非常に勉強になりました。

 

アルスクールは、発達障害のお子さんも健常者のお子さんも、子ども1人ひとりの個性を尊重しています。

優劣を競うのではなく、その子が伸びているかどうか。達成感を味わい自己肯定感を高めるように

これまでやってきた学び方は、意味のあるものだと改めて自信を持てました。

 

療育施設ではなく、どちらかというと尖った部分をより伸ばす学びではありますが、ぜひお悩みの方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください

今後も、子どものために必要なことは、アルスクールのスタッフ一同、学びつづけていきます!

 

【療育の先生向け】Scratchをベースにしたオンライン教材

アルスタジオ

アルスクールでは、オンライン教材パッケージ【アルスタジオ】を開発しました。

アルスタジオは、子ども向けキッズプログラミング教材として一番学ばれている【Scratch】を徹底的に学びやすくした教材です。

オンラインレッスン202109(1)
むらっち
むらっち
【オリジナルキャラ】もたくさんあって、楽しく学べます。
むらっち
むらっち
シューティングゲーム・タイピングゲームなど、作例もたくさん載せました。

発達障害の子でも学びやすい教材です。

指導者にプログラミング知識がなくても大丈夫!

テキスト教材、レッスン動画、カリキュラム、指導方法のデータなど、レッスンに必要なものはすべてご用意しています。

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むらっち
村野智浩。探究型プログラミング教室アルスクール代表。探究学習などを学びながら、500名以上の子どもたちと学ぶ。チームラボでPM、スタートアップの技術顧問などを歴任のITスペシャリスト。東京大学工学部卒業。
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また、実際の教室でもレッスンを行っています。

  • 東京にお住まいの方 → 自由が丘校、中野校
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