アルスクールでは、3ヶ月に1度、プログラミング作品のプレゼンテーション会があります。
3ヶ月間でつくった作品の中から1つ選んで、自分で紹介資料をつくり、みんなの前で発表します。
講師や他の子達に自分の作品を見てもらうことで、お互い良い刺激になります。
また、どうやったら分かりやすく伝えられるかなど、プレゼンする練習にもなります。
今回は、先日行った小1~小6クラスの作品プレゼンテーションについて、詳しく紹介していきます。
Contents
紹介する作品を選ぼう
3ヶ月間、子どもたちは簡単なアニメーション・複雑なゲーム・デジタルおもちゃなど、いくつかの作品を作っています。
3ヶ月間、ずっと同じ作品を作っている子はほとんどいません。
今回の発表でも、みんな「どの作品を紹介しようかなー」と迷いながら、決めていました。
「あの野球のにしようかな」「このゲームをもうちょっと完成させてから発表する」など、言いながら、紹介する準備をし始めました。
紹介するための資料を自分で作ろう
次に、発表するための資料づくりです。
でも、まだ小1~小6で、発表経験が少ない子ども達。
初めて発表する子もいるので、講師が発表するためのテンプレートを用意しました。
こちらのテンプレートは、「Scratch(スクラッチ)」というプログラミング教材で作っています。
子どもたちが、テンプレートを使って資料作成するには、Scratchの機能を使う必要があります。
つまり、プレゼン資料を作ること自体も、プログラミングの学習になっています。
最初に講師がテンプレートの使い方を説明しました。
そして、次の手順で、子ども達が自分で資料を作れるようにしました。
【資料作りの手順】
- 作品のスクリーンショットを撮る(撮り方の説明)
- テンプレートに撮った画像を貼る
- 日付・名前・タイトルを書く
- 作品の説明・遊び方を書く
- 感想を書く
スクリーンショットを撮るところから苦戦する子もいれば、発表を何回もやっていてスイスイ作る子も。
なぜか、発表資料を作りながら、作品をアレンジしだす子もちらほら。
低学年の子は、まだまだローマ字入力が得意ではないので、アルスクールオリジナルのローマ字表を見ながら、一文字一文字入力していましたよ。
分からない所は講師に聞きながら、子どもたち自身で、40分くらいかけてプレゼン資料を作ることができました。
発表資料を使ってプレゼンテーションしよう
資料ができたら、前にある大きなモニターに資料をうつして、一人ひとり発表していきます。
入会したばかりの子以外は全員発表するのですが、そのうちのいくつかを紹介します。
小3女の子の発表|りんごキャッチゲーム
最初に、小3の女の子が「りんごキャッチゲーム」を発表してくれました。
赤リンゴ、青リンゴ、黒リンゴが落ちてくるゲームです。
この女の子は、教室に置いてある「Scratchコーディングカード」を見ながら作り始め、オリジナル要素も加えたゲームを作りました。
【ゲーム内容】
- →と←でカゴを動かして、リンゴをキャッチする
- 赤リンゴ:1点
- 青リンゴ:2点
- 黒リンゴ:-10点
- スコアが15点より大きくなると「クリア」
- スコアが-2点より小さくなると「ゲームオーバー」
実際に作った発表資料が、こちらです。
この資料を前のモニターにうつしながら、しっかり発表してくれました!
そのあと、実際に、このゲームで遊びながらみんなに説明します。
他の子に「黒は取っちゃダメなんだね?」と聞かれると、「-2以下になると、ゲームオーバーになるんだよ。」と答えたりしながら、作ったゲームについて教えてくれましたよ。
【紹介してくれた作品】
小3男の子の発表|コウモリの攻撃
次に、小3の男の子の発表を紹介します。
発表してくれたのは、「コウモリの攻撃」という名前のゲームです。
【ゲーム内容】
- →と←でネコを動かして、コウモリの攻撃をよける
- レベル1からレベル3まである
- レベルごとに弾の種類や攻撃方法を変えている
- すべて当たらずに逃げきれたらクリア
- 弾に当たったらゲームオーバー
このゲーム、弾がたくさん落ちてくるので、クリアするのがとても難しいんです。
そのため、自分で考えたあだ名は「むずいゲームを作る人」。
感想では、「今回は左と右だけの単純ゲームなので、次はもっと難しいのを作れるように頑張ってみます。」と次の作品への意気込みも発表してくれました。
ただ、実際に、作ったゲームをやって紹介してみると、やっぱり難しすぎてレベル1をクリアできず、すぐにゲームオーバー。
他の子から「むずすぎじゃん!」と言われたりしながら、和気あいあいとした雰囲気で発表が終わりました。
【紹介してくれた作品】
オンラインレッスンの子の発表|race game
アルスクール自由が丘校では、オンラインレッスンの子も合同でレッスンしています。
オンラインレッスンに通っている小4の男の子も発表してくれました。
発表してくれたのは、「race game」で、車をコース上で運転するゲームです。
【ゲーム内容】
- →を押すと右に曲がる
- ←を押すと左に曲がる
- コースを一周すると、Lap1、Lap2と表示が変わっていく
Zoomで画面を共有したものを、前のモニターにうつしながらみんなに発表してくれました。
こちらはただコースを走るだけではなく、
- 草の上にいくと、スピードがゆっくりになる
- コース上にチェックポイントがいくつもあり、本当に1周しているかチェックする
など、工夫した点がいくつもありました。
感想のところにも、自分で工夫した点をしっかり書けていて、他の人がすぐ遊べるようにURLも載せていました。
オンラインでもしっかり発表してくれました。
【紹介してくれた作品】
認定カードで表彰|3ヶ月で身についたスキルを認定
3ヶ月に1度の発表後は、認定カードを渡します。
認定カードとは、この3ヶ月間で身につけた「プログラミングスキル」と、考える力ややりきる力といった「非認知能力」を表彰するカードです。
アルスクールでは、子供自身で「どこまでできるようになったか」「他にはどんなスキルがあるのか」という学習ステップを理解し、学習意欲が増すように認定カードを渡しています。
校長むらっちが、一人ひとりこの3ヶ月でできたことを表彰しながら、認定カードを渡しました。
前に出て認定カードをもらう子や、
恥ずかしいから自分の席でもらいたい子など、その子に合わせてを渡していきます。
このように、子ども達の作品や身につけたスキルを認めることで、「もっとおもしろいものを作りたい!」というモチベーションアップにつなげています。
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