AI教育

高校生もAIを使いこなそう!探究・作文に役立つ活用術と注意点

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生成AI(ChatGPTなど)の登場により、文章作成や探究活動、さらには研究や創作のやり方が大きく変わろうとしています。

「AIって便利そうだけど、どう使えばいいの?」「勉強に活かすには?」そんな疑問を持つ高校生や保護者の方も多いはず。

この記事では、文部科学省などの事例をもとに、AIの活用方法・注意点・伸ばせる力をわかりやすく紹介します。

将来につながる学びを、一緒に見つけてみませんか?

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高校生がAIを使ってできること|探究・研究・作文への活用事例

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文部科学省「生成AIパイロット校」での実践事例

文部科学省は、生成AIの教育現場での利活用を目的に、全国の公立小中高を「生成AIパイロット校」として指定し実証実験を進めています。
参照:文部科学省公式サイト

その中でも、高校での実践例が豊富で、情報科だけでなく、国語、数学、理科、公民など幅広い科目で生成AIが授業で使われている事例があります。
参照:リーディングDXスクール_文部科学省

【英語】Writingの授業における画像生成AI(DALL.E)を用いた表現力向上

Writingの授業では、「文章」による生徒の表現力の指導を行っている。本授業では、生成AIのプロンプトに、適切な語彙、表現によって、生徒は「近未来都市」画像の生成をAI
に指示できることを目的としている。生徒は生成AIに、英語で画像生成の指示を出す。この表現の詳細さによって、自分の意図する画像を引き出すことをねらう。

参照:茨城県立竜ヶ崎第一高校の事例

【化学】化学基礎「実験の方法をChatGPTと一緒に考える」

4種類の白い粉末状の物質を分類するための実験を考える活動に取り組む。自分たちで実験方法を考えた後に、ChatGPTに実験方法にはどのようなものがありうるか聞く活動に取り組む。自分たちの考察と、ChatGPTの回答を合わせて、行う実験方法を定める。

参照:神奈川県立生田東高等学校の事例

高校生の探究テーマにおすすめ!AIを活用した課題研究アイデア例

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AIを使った探究や課題研究は、今や高校教育においても広がってきています。

今回は、文部科学省のDXハイスクールの探究テーマの取り組み事例を紹介します。

DXハイスクール×生成AI×3Dプリンターによるものづくり探究

富士見ヶ丘中学高等学校では、生成AIと3Dプリンターを組み合わせたハンズオン型の探究教材を導入。

AIを活用してプロダクトのアイデアスケッチを作り、3Dプリンターで実物プロトタイプ化するプロセスを体験します。

生徒の興味を深め、自主的な学びを促進し、デザインやモノづくりでの問題解決を実践的に学んでいます。

参照:DXハイスクール取り組み事例_文部科学省公式サイト

AI作文の上手な使い方|生成AIと一緒に文章を書くコツ

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そのままコピペ提出は「学びの放棄」

近年、ChatGPTなどの生成AIを使って、高校生が作文課題をまるごとAIに任せ、そのまま提出してしまうケースが増えています。

一見「楽」かもしれませんが、それは AIを“ただのサボり道具”として使ってしまっている状態です。

AIが出力した文章は、自分の考えや経験ではありません。

内容を理解せず提出しても、作文力はまったく伸びません。

何より、先生や他人をだますことにもなりかねません。

AIはあくまで“道具”。使い方によって、自分の能力を伸ばす「学びの伴走者」にも、思考停止を招く「成長のブレーキ」にもなり得ます。

AIを使って作文力を伸ばす3つのステップ

AIは正しく使えば、「考える」「表現する」力を伸ばす強力なツールになります。以下のステップで活用してみましょう。

① 自分の考えや構成を“先に考える”

まずは紙でもWordでもよいので、次のようなことを自分の言葉で整理しましょう。

  • 何について書きたいか?(テーマ)
  • どんな意見や体験を書くか?(主張や根拠)
  • 構成はどうするか?(序論・本論・結論)

ここでAIを使うなら、「このテーマについて考えるヒントを教えて」「この考えに反対意見はある?」など、思考を広げる質問を投げてみましょう。

②自分で一度書いてみる

構成がまとまったら、まずは自分で文章を書いてみることが大切です。文法や語彙が不安でも、アウトプットすることで力がつきます。

ここでAIを使うなら、自分の書いた文章を貼って、「もっと分かりやすくするには?」「語彙を変えるとしたら?」と添削の相談をするのがおすすめです。

③ AIに“アドバイザー”として見てもらう

書き終えたら、AIに「この作文の良い点と直すべき点を教えて」と頼んでみましょう。具体的な改善案をくれる場合もあります。

ポイントは次のような点をチェックすること。

  • どこが論理的に分かりづらいか?
  • 表現がくどくなっていないか?
  • 説得力があるか?

こうしたフィードバックをもとに、自分で考えて再構成する力が身につきます。

AIは「手抜き道具」ではなく「学びのパートナー」であることを意識して使いましょう。

高校生が生成AIを使うときの注意点|リスクとルールを理解しよう

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生成AIはとても便利ですが、正しく使わないとトラブルや学びの妨げになることもあります。以下の3つに気をつけましょう。

情報の正確さに注意(ハルシネーション)

AIはもっともらしく話す一方で、実際には存在しない事実を作り話のように答えてしまう「ハルシネーション」が起きることがあります。

調べた内容は、自分でもきちんと確認しましょう。

特に、歴史や科学などの事実を扱うときは、本や信頼できる資料と照らし合わせることが大切です。

著作権や倫理を守る

AIが作った文章や画像でも、そのまま提出したり公開したりすることはNGな場合があります。

自分の考えと組み合わせて使うようにしましょう。

自分で考えることを忘れない

AIに頼りすぎると、自分の考える力や表現力が育ちません。

AIはあくまでサポート役。自分の言葉や意見を大切にしましょう。

AIって結局どう使うの?高校生のためのはじめてのAI講座

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アルスクールの「AI入門コース」では、ChatGPTを使って、生成AIの基本的な仕組みや使い方を、安全に楽しく実践的に学べます。

プロンプト設計やAIとの安全な対話の方法も、初心者でも安心して身につけることができます。

さらに、入門を終えたあとには、生成AIを使ってオリジナル作品を創作するコースや、AIを活用したプログラミングに挑戦できるコースへと進むことができます。

AIを「使える」だけでなく、「活かせる」力を育ててみませんか?

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