キッズプログラミング教室【アルスクール】校長のむらっちです。
最近、中学受験でも考える力を試される問題が増えてきています。
このように、小学生でも考える力が求められるようになってきています。
そこで、今回は、アルスクールで子どもと接する中で感じた考える力を伸ばすためにやった方がいいこと・やってはいけないことについて紹介します。
Contents
小学生でも思考力が重視されている
学校教育が変わる|思考力を重視
2020年度からの新学習指導要領では、「どのような力を身に付け、それによって何ができるようになるか」まで求められる教育に変わりました。
参照:文部科学省公式サイト
その際、これまでのように「学んだことをしっかり理解しているか」を評価する教育ではなく、
知識や技能を身に付け、それを元に「自分で考え、表現・判断し、実際の社会で役立てること」が求められるようになります。
算数の文章問題や応用問題が得意になるために
計算は得意だけど、文章問題でどの公式使っていいか分からない。
問題の(1)、(2)は解けるけど(3)はできない。
そういう声をよく聞きます。
単に算数や受験にとどまらず、考える習慣、考える力(思考力)は、これから成長していく子どもにとって、とても大きな意味を持ちます。
計算力と思考力は別物
算数で、計算が正しく早くできることは重要です。
でも、計算力を鍛えても思考力は身につきません。
計算に強くなる勉強と、思考力をつける学びと、どちらも必要です。
子どもの考える力を奪わないために|親ができる関わり方
子どもが考えている時間を大切に
思考力は、当たり前ですが、思考をしているときに伸びます。
子どもが何か疑問に思ったらチャンス!それが大人にとっては簡単なことでも、くだらないことでも、一緒に考えてみましょう。
「これは何だと思う?どうしてだと思う?」って親子で会話するのもいいと思います。
子どもが考えるきっかけを作り、答えを知る前に、考える時間を持ちましょう。
なぜだろう?を大切にする。
子どもは、好きなことだと没頭して学びます。
思考力をつけるには、教科書の問題である必要はありません。
むしろ、日常にある疑問、遊びの中の疑問を見つけて取り組む方が、自然に考える習慣がつくのではないでしょうか。
子どもが自ら興味を持ち、自分で見つけた「なぜだろう?」は真剣に考えます。
なるべく親が口出ししない
子どもが問題を解けないと、親は不安になり、答えを教えたり、ヒントを言いたくなっちゃいます。
でも、大事なのは、答えを知ること、正解することでしょうか?
いま間違えたって、できなくたって、それが未来の思考力をつけるのであれば素晴らしいこと。
できない、あるいは悩んでる我が子を見るのは苦しいですが、あと2,3分だけでも我慢してみましょう。
いま、お子さんは成長している真っ最中なのです。
試行錯誤はとても大切!間違っていても止めない
子どもが「こうかな?」と思ったら、それが間違っていても、試させてください。
実際に試してうまくいかなかった、それも正解を知るのと同じくらい、大切な学びです。
1つうまく行ったあと、「あれ?じゃあこうしたらどうなるのかな?」と考える子も多いです。それもぜひ試してみてください。
- いろいろ試す
- 思ったことと実際の結果が合っているか検証する
このステップがとても大切。
結果が予想と違っていても、「こうやったらこうなる」という因果関係を学んでいます。
答えまでの最短ルートを行く必要はまったくありません。
むしろ試行錯誤した回数、時間が思考力を高めています。
考える力がない?考えるのが苦手な子どもへの接し方
うちの子は考えるのが苦手、と感じても、色んなパターンがあります。
思考力は急激には伸びません。
じわじわと伸びていくので、考える習慣を身につけながら、じっくりとお子さんと向き合いましょう。
考えようとしない3つの原因と対処法
質問しても考えようとしないように見える子でも様々ケースがあります。
3つの原因に分けて、解説します。
- 子供との信頼関係ができていない
- 間違えたら否定される
- あれこれ考えて情報を処理しきれない
①子供との信頼関係ができていない
プログラミング教室【アルスクール】の体験で多いのは、アルスクールの先生と子供の信頼関係がまだ構築できてない場合。
この場合は、思考しないのではなく、コミュニケーションがうまくいっていないことが原因です。
このときは、信頼を得られるようにじっくりとコミュニケーションをとっていきます。
②間違えたら否定される
また、保護者の方を見ていて感じるのは、お子さんが間違えた場合に否定してしまうケースです。
思考した結果、嫌なことが起きるのであれば、思考したくなくなりますよね。
アルスクールでは、ここでは間違えても大丈夫だ、と子どもに信頼してもらうことからはじめています。
③あれこれ考えて情報を処理しきれない
また、小1、小2くらいのお子さんで、発育の過程で、考えていないように見えるケースもあります。
幼児のうちは、好き嫌いだけで回答できていたものが、小1〜小2くらいでは、良し悪しや周囲の反応などを想像し、色々な情報を総合的に判断しようと頑張るようになります。
でも、思考が発育している段階だと情報を処理しきれずにうまく決められない。
結果として、「分からない」「どれでもいい」などの回答が増える時期があります。
この時期は、思考力自体はむちゃくちゃ成長している時期。
焦らずに、質問を細かくしたり、決めやすい質問にしてあげるなどしながら、発育を待ちましょう。
難しくて答えられない場合の対処法
お子さんががんばって考えてはいるけど、答えられないケースはどうしたらいいでしょうか。
よくあるケースとして、特に10歳くらいまでは、頭の中で問題を分解して1つずつ解くことが苦手な子が多いです。
将棋で何手か先を読むなど。
こういうケースは、問題を細かくして、1歩ずつ考えられるようにしていきましょう。
プログラミングでも、「〇〇したい」というときに、「最初に◯して、次に◯して、最後に◯すればできるよ」とアドバイスしながら、1歩ずつ進めていきます。
それでも難しい場合は、お手本を見せてあげるといいです。
運動でも、お手本なしで何かをやるのは難しい。
思考力も同じです。
子どもの考える力は実体験から養おう
実体験を通して学ぼう
机の上、教科書の中だけでの学びだと、理解してなくてもやり方を暗記して、大人の望む答えを出す場合があります。
知的な発達が早い子ほど、その傾向は強いです。
でも、実体験を伴わない知識は、特に小さい子にとっては危険です。
きちんとした理解を伴わず、単なる暗記であり、応用が効かなくなります。
実体験の例1
足し算や掛け算を覚える前に、タイルなどを使って、数や繰り上がりをじっくり体感しましょう。
実体験の例2
「速度 = 距離 ÷ 時間」も、実際にラジコンの速さを変えてみたり、コースの距離を変えて、体感してみましょう。
実体験の例3
モンテッソーリ教育では、数の学びで、立方体をビーズでつくりその数を数えたり、具象(実体験)を大切にしています。
答えを覚えるのではなく、実際に手を使い、目に見える形で体験しましょう。
プログラミングは思考力を身につける素晴らしいツール
子どもたちはプログラミングも工作も大好きで夢中になります。
その中で、プログラミング教室【アルスクール】では子どもの思考力を伸ばせるように、子どもの「なぜだろう?」を広げる問いかけをたくさんし、思考の時間を大切に見守ります。
オリジナルゲームやストーリー作成、工作やレゴとプログラミングを組み合わせた創作を行うことによって、楽しく思考力を養っています。
キッズプログラミング教室【アルスクール】では、オンラインで学べるでプログラミングレッスンを行っています。
実際のレッスンに参加できる無料体験で、一度アルスクールの学びを体験してみませんか。
また、実際の教室でもレッスンを行っています。
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