Scratch(スクラッチ)は、小学生向けプログラミング教材として、小学校やプログラミング教室で非常に多く使われています。
アルスクールでは、スクラッチをメイン教材として、プログラミングを教えています。
例えば、こちらの作品は小5の男の子が、ゲームの構成を一から自分で考え、横スクロールのプログラミング方法を学びながら、がんばって完成させた作品です。
プログラミングは、ただスキルを暗記するだけでは意味がなく、使いこなせてこそ、将来に活かせる力となると考えています。
今回は、アルスクールで実践している将来に活かせるスクラッチの学び方について紹介します。
Contents
Scratch(スクラッチ)を学べるプログラミング教室のちがい
![Scratch プログラミング教室(16)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/bee95b47bbac8fe4ebb04b5dc49b9515-1280x720.jpg)
子供向けプログラミング教室で、スクラッチを学べるところはとても多いです。
スクラッチには、次のような子供向け教材として優れた点が多数あるからです。
- 無料
- 創造性がのびる
- 簡単な作品~本格的な作品までつくれる
- スクラッチの教材がたくさんある(本や動画など)
ただ、レッスンの進め方は教室ごとにちがいます。
大きく分けて次の2通りの教室があります。
- 説明書にそって、プログラミング作品をつくる
- 子どもの興味にそって、自分で考えたプログラミング作品をつくる
説明書にそって学ぶ教室が多い
①の方が、教えるのが簡単なので、教室の数が圧倒的に多いです。
ただ、①だと子供がただ丸写ししているだけの場合もあるので注意が必要!
はじめは、使い方を覚えるために丸写しでもいい場合もあります。
でも、その後も同じように続けていると、飽きてしまう子も多く、知識が定着しません。
子どもの興味にそって学ぶ教室
![第4回マイクライベント(5)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2022/08/IMG_0186-scaled.jpg)
一方、②の教室は、一人ひとりの子供で興味が異なるため、講師が対応できる子の人数は限られています。
ただ、子どもたちにとっては、「何を作るか」「どう作るか」を自分の力で考え、完成できるようになった方が圧倒的に力がつきます。
そして、このように学ぶことで、自分自身でしっかり試行錯誤するので、プログラミングスキルだけでなく、思考力や創造性も大きく伸びます。
アルスクールでは、②の方法で、スクラッチのレッスンを行っています。
子どもたちは講師と一緒に、「何を作りたいか」「どう作りたいか」を考え創造性を伸ばしています。
そして、作る時には、完成するまでがんばって試行錯誤しています。
次の章からは、アルスクールで実施している「スクラッチを使った学び方」について、紹介します。
アルスクールのスクラッチレッスン|個性を伸ばす教育
![Scratch プログラミング教室(15)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/993f978a3cd797aaaa3a2ad321137b6a-1280x720.jpg)
まずは、アルスクールに通っている子のスクラッチ作品を紹介します。
小学生が自分で考えたスクラッチ作品
①snake game(小4男の子)
矢印キーで操作、果物をたくさん取ろう(自分自身を食べちゃったら終わり)
②いろんな形を作ろう(小4男の子)
③クリスマスカード(小2女の子)
アルスクールのクリスマス会で作ってくれました
みんなでスクラッチを学び刺激し合う
ただスクラッチの機能を教えるだけではく、創造性が育つようなレッスンを行っています。
そして、レッスンの最後には、みんなの前で作品について振り返ります。
また、3ヶ月の1度のプレゼン発表も行っています。
![プレゼン発表](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/c35705b95f3a3e312de0aac7ab8bc760-2048x1299-1.jpg)
このようなフィードバックを受けることで、お互い刺激し合いながら作品づくりをしています。
そのため、講師が一方的に教えるだけでなく、子ども達どうしが相談やアドバイスをし合うことも大切にしています。
好きな分野を伸ばせる
アルスクールでは、スクラッチで何を作るのかについて、強制することはありません。
スクラッチを使った自由創作例
- シューティングゲームを作る
- キャラクターのデザインにこだわる
- 音楽にこだわる
プログラミングやテクノロジーから大きくそれていなければ、小学生の間はそれで充分。
それに、無理に興味がないことをやらせるよりは、自分の好きなものをとことん作らせてあげた方が成長できます。
例えば、画像加工やイラストにハマるなら、動きの部分はそんなにやらなくても、イラストレーターやPhotoshopなどを極めてもいい!
小学生で興味を持って、そういうソフトを使いだしたら、コンピューターと友達になれます。
そうすると、中高生や大学生になってプログラミングのテクニックが必要になっても、あっという間に習得できるのです。
それでは、次の章からアルスクールの実際のレッスンについて、詳しく紹介していきます。
アルスクールのスクラッチレッスン
スクラッチを学びやすくした教材【アルスタジオ】でレッスン
![sample_arstudio](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/sample_arstudio.jpg)
アルスクールでは、スクラッチを徹底的に学びやすくしたアルスクールオリジナル教材【アルスタジオ】を開発しました。
![Scratch教室3](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/scratch-editor.jpg)
基本操作はスクラッチとまったく同じですが、次のような点から子供たちが学びやすい教材になっています。
スクラッチとちがうところ
- 自分で学べる豊富なレッスン動画
- 子どもたちに人気のオリジナル素材
- 他の子の作品で自由に遊べ、発想に活かせる(限定公開)
![Scratch教室2](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/3-1024x683-1024x683.jpg)
アルスクールでは、家でもスクラッチを学べる仕組みがいっぱい!
シューティングゲームなど、楽しいゲームを自分で作れるレッスン動画が多数あります。
また、子ども達の作品は、教室内のみで安全に公開。
家でも他の子の作品で遊んだり、中のコードを見たりすることで、次の作品の発想に大いに役立っています。
スクラッチのレッスン例:ゲームのアレンジ
![Scratch プログラミング教室(1)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/58877c709697959c4eab0b6b8e23f4cb.jpg)
スクラッチのレッスンは、小1くらいから始めます。
低学年向けのレッスン例を紹介します。
こんな時は、スタッフや他の子たちが作ったスクラッチの作品をいくつか見せて、自分の作ってみたいものをアレンジするというレッスンを行っています。
![Scratch プログラミング教室(3)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/4efbd35a1b244f377e316586d4f64c8b.jpg)
スクラッチを始めたばかりの子には、次のような流れでレッスンを行うことがあります。
- 作ってみたいスクラッチ作品を選ぶ
- 選んだスクラッチ作品をそのまま作る
- 作った作品を一部アレンジする(背景・キャラクター・音楽を変えるなど)
<スクラッチの作品例>
次のようなスクラッチゲームを最初に子ども達に見せます。
①むらっちのかおを変えろ
「おおきく」「ちいさく」「うずまき」などのボタンを押すと、むらっちの顔が変わるよ
②タコたたきゲーム
時間内に何回タコをたたけるかな?
実際に見せる作品は5個くらいで、まず、子ども達はそれぞれのゲームをスクラッチで動かして遊んでみます。
![Scratch プログラミング教室(2)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/f057fb86b64a8ae9b170d47c5928158b.jpg)
![Scratch プログラミング教室(4)](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/44434961c58c89fa0890b7215e282f2a.jpg)
その上で、「これ作ってみたい!」というのを自分で選びます。
慣れてきたら自由に作品を創作しよう
アルスクールでは、ブロックの使い方に慣れてきたら、自由に作品を創作しています。
大体通い始めて3ヶ月くらいで学びの姿勢ができあがることが多いのですが、この時期になると、「テーマを決めて作りたくない」という子が増えます。
こんなやり取りもしばしば。
でも、学びの姿勢ができあがる時期になると、何を作るか決めない方が、よりすごい作品ができることが多かったのです。
これは、特に、創作意欲が高い子によくみられる傾向です。
子供たちは、自分の考えを言語化することが苦手。
作る前に言語化してしまうことによって、作品の可能性を狭めてしまっていたのです。
そのため、アルスクールでは、子供たちが自由に作りたい場合は尊重し、創作イメージを劣化させないようにしています。
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![スクラッチレッスン](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/04/IMG_6802-1-scaled.jpg)
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![オンラインレッスン](https://arschool.co.jp/blog/wp-content/uploads/2020/07/7d1ba5e7c714ab9949cf36f7680960bc.jpg)
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