プログラミング教育

中学校のプログラミング教育必修化はいつから?教材はどう変わるの?

プログラミング 中学校(5)

2021年度、中学校プログラミング教育が必修化されます。

これまでも、技術家庭科の技術分野でパソコンを使用した授業はありましたが、今後はプログラミングを中心に学ぶ内容がぐっと増えることになります

終わりが見えないIT化社会。

日本では、技術者不足の問題が深刻です。

プログラミング教育の必修化は、IT技術者を増やし、情報化社会で生き残っていくための取り組みのひとつです。

 

そうは言っても、具体的にどのような内容が盛り込まれるのか、子どもたちは何をめざすのかなど、よく分からない方も多いでしょう。

そこで今回は、プログラミング教育必修化の目的や内容、これまでの情報教育とどのような違いがあるのかを分かりやすく解説します。

 

プログラミング教育の必修化|中学校はいつから?

プログラミング教育は、小学校で2020年度から、中学校で2021年度から、高校で2022年度から全面実施

その先には、大学入学共通テストにて情報科目の新設も検討されており、子どもたちにとってプログラミング教育は避けて通れないものとなりました。

 

でも、今中学生になっている場合は、プログラミング教育がいつから実施されるのかよく分からないですよね。

例えば、2020年度で中学1年生、2年生、3年生の場合、いつからプログラミング教育を受けることになるのか見てみましょう。

  • 中学1年生の生徒:中学2年生か3年生で
  • 中学2年生の生徒:中学3年生で
  • 中学3年生の生徒:高校に入ってから

また、中学校でプログラミング教育が全面実施されるのは2021年度ですが、すでに「先行期間」に突入しています

この先行期間には、教科書の選定や教員の研修などが開かれるほか、一部の中学校では先行してプログラミング教育が始まっています

 

プログラミング教育必修化の目的

プログラミング 中学校(3)

文部科学省の公式サイトでは、プログラミング教育の目的は次のように書かれています。

子供たちに、コンピュータに意図した処理を行うように指示することができるということを体験させながら、将来どのような職業に就くとしても、時代を超えて普遍的に求められる力としての「プログラミング的思考」などを育成するもの

参照:文科省公式サイト_次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめ別紙(1)

つまり、プログラミングの技術を習得するのが目的ではなく、プログラミングを通して「プログラミング的思考」を身につけることが目的だということです。

 

では、プログラミング的思考とはなにかというと、上記資料内では次のように書かれています。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

小学校・中学校・高校と発達段階に合わせ、プログラミング能力の習得、そして活用する力の育成がめざされています

 

プログラミング教育必修化は必要なの?

プログラミング 中学校(6)

なぜ今、プログラミング教育が必修化されるのでしょうか?

ここには大きく2つの背景があります。

  • 国際的な競争力の強化
  • IT人材の不足

経済産業省の調査では、2030年時点で59万人のIT人材が不足するとされ、IT人材の不足は深刻です。

そのため、今後も続くであろうIT社会の変化・発展に寄与できるような人材が求められています。

また、プログラミングを行うだけがITではありません。

事務職や営業職、飲食店や小売業でも、どんどんIT化が進むでしょう。

希望する職種に関わらず、最低限のスキルとしてIT技術が求められているのです

このような社会からのニーズに応えるため、プログラミング教育が必修化されることとなりました。

 

中学校のプログラミング教育必修化|内容・教材はどう変わる?

「プログラミング教育」という耳慣れない言葉がいきなり使われるようになり、戸惑われている方もいるかもしれません。

そこで、どんな勉強をするのか、プログラミング教育の内容や教材について解説します。

以前から情報技術の科目はあった!

実は、中学校では以前からパソコンを使用する授業はありました。

技術家庭科の技術分野「報の技術」という項目です。

以前から学んでいた内容は主に2つあります。

  • ディジタル作品の設置・設計:パワーポイント等を使用したプレゼンテーション資料の作成、ホームページビルダー等を使用したWebページの作成
  • プログラムによる設計・制御:簡単なプログラムの作成

 

ただ、必修化以前はソフトウェアやプログラミングの基本的な操作を学ぶにとどまり、受動的な活用であったと言えます。

今回の学習指導要領改訂では、この「情報の技術」項目が大きく改訂され、プログラミングをより深く学ぶこととなりました

 

情報技術の内容が改善

では、実際に、「情報の技術」の内容がどう変わるのか見てみましょう。

下記資料の左側が新学習指導要領、右側が旧学習指導要領です。

プログラミング 中学校(1)
参考:文科省_【技術・家庭編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 より一部抜粋

 

必修化以前は、「(2) ディジタル作品の設計・制作」では、プレゼンテーション資料やWebページの作成を行うだけでした。

一方、新学習指導要領では「(2) ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングによる問題の解決」となり、プログラミングを含むようになっています。

改良された「(3) 計測・制御のプログラミングによる問題の解決」と併せて、より内容が濃く、実践的なプログラミング教育になります

 

さらに、新設された「(4) 社会の発展と情報の技術」により、習得したプログラミング技術が社会のどんな役に立つのか、今後の生活にどう生かされるのかも学ぶことになります

つまり、「より深いプログラミング学習」と「習得した情報技術を能動的に活用する方法」について学ぶ内容となっています。

 

中学校のプログラミング教育まとめ

パソコンやスマホ、タブレットの普及により、子どもたちが情報技術に触れる機会は今後も増え続けるでしょう。

与えられた情報をただ受け取るだけではなく、受け取った情報をどう活用するのか、新たな情報技術の発展にどう関わっていくのか、という能動的な活用が求められています

情報モラルの問題や、プログラミング技術と社会発展との関係とともに、技術分野での学習が今後も重要視されるでしょう。

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