2020年度から小学校でのプログラミング授業が必修化され、タイピングスキルはますます重要になっています。
現在の学習指導要領で目標とされているタイピング速度は、10分間に200文字(=1分間に20文字)が目安。
そんな中、2023年に実施された「第2回 全国統一タイピングスキル調査」では、小学5年生以上の4割が1分間に60文字以上入力できるとの調査結果が!
もちろん高学年だけでなく、低学年でもタイピング能力は大幅に向上しています。
というわけで、今回は小学生にオススメの【無料タイピング練習アプリ】を7つご紹介します!
Contents
小学生のうちからタイピングを練習するメリットとは?
小学校だけでなく、すでにプログラミング教育は中学校・高校でも必修化されています。
さらに2025年1月から、大学入学共通テストで「情報I」が受験科目となることが決定しました。
だからこそ、小学生のうちからタイピングの練習に取り組むことには大きなメリットがあります。
【メリット①】
タイピングに意識を奪われることがないため、プログラミングの学習に集中できる
【メリット②】
学習効率が向上し、子どものモチベーションが上がる
➡プログラミング教育が始まる小学生のうちから、タイピングを習得しておくと安心!
タイピング練習は小学3年生頃に始めるのがおすすめ
タイピングの練習は、まずキーボード上の文字の位置を覚えることから始まります。
そのためには、正しい指の置き方を覚えて、画面を見ながら正確にキーを打つ練習が必要。
また、アルファベットやローマ字の知識も欠かせません。
小学校でアルファベットやローマ字を習うのは、小学3年生。
タイピングの練習は小学3年生頃からスタートするのがいいでしょう。
小学生のタイピング練習のポイント
【タイピング練習のポイント①】ローマ字入力表を使おう
ローマ字を小学3年生で習うといっても、パソコンでローマ字入力を行うのは難しいもの。
そんなときは、ローマ字入力表を使いましょう!
キッズプログラミング教室アルスクールでは、小学3年生のお子さんでも使いやすいローマ字入力表を作成しました(レッスンで使用)。
Windows、Macでは、キーボードが大文字表記ですが、Chromebook(PC)のキーボードは小文字表記です。
こちらのPDF版をダウンロードして印刷すると、子どもでも見やすいですよ。
【タイピング練習のポイント②】正しい姿勢で練習しよう
学習中の疲労を抑え、効率的にタイピングスキルを向上させるためには、正しい姿勢を保つことが大切です。
以下の点に注意し、お子さんが正しい姿勢で練習できるようサポートしましょう。
- 背筋を伸ばし、肩の力を抜く
- 目を画面から30~40cm離す
- 手首をまっすぐに保ち、キーボードを軽く叩く
- 足は床にしっかりとつける
机とイスの高さが合わない場合は、ノートパソコン用のスタンドを使うのもオススメです。
【タイピング練習のポイント③】短い時間でも継続して練習しよう
1日のタイピング練習時間は10分くらいがオススメ!
大人でもタイピング練習をするのは、けっこう疲れます。小学生ならなおさら。
一度に長くやって疲れるよりも、タイピングできるようになるまで1日10分を繰り返すほうが早く習得できるようになりますよ。
タイピング練習アプリの選び方|無料で子どもが楽しいもの
タイピング練習アプリを選ぶときの3つのポイント
- 子どもが飽きずに楽しめる
- 無料
- ダウンロードせずに使える
Web上には、タイピングを練習できる多くのアプリが無料で提供されています。
ただ、たくさんありすぎて、どれを選べばいいのか悩みますよね。
まずは、「子どもが飽きずに楽しく練習できるもの」がいいでしょう。
練習するにも遊び心が必要ですから、ゲーム感覚でやれるものを選んでください。
ランキングに参加したり、敵を倒したり、楽しく学べるものがたくさんあります。
そして、ダウンロードをしなくても、無料で、画面をクリックするだけでできるものが安心です。
【低学年~高学年まで】小学生のタイピング学習ステップ
タイピングをスムーズにできるようになれば、小学校~高校のプログラミング教育でもスムーズに取り組めます。
子どもの上達をサポートするためには、適切なステップを知ることが大切です。
小学生に合ったタイピング学習ステップを紹介します。
①ホームポジションを一目で確認できるソフト・アプリを使おう【低学年向け】
アルファベットもあまり読めない小学生にとっては、どの指で、どのキーを押すのかを確認するのがストレス。
そのため、こちらのように、キーボードと指の位置を分かりやすくイラストで出してくれるものがオススメです。
イラストで確認しながらタイピングすることで、スムーズに練習することができます。
参照:FMVキッズ
②ガイドのあるソフトで練習しよう【低学年向け】
子どもが、ホームポジションの位置を覚えるのには時間がかかります。
そのため、キーガイドがなくてもある程度スムーズに打てるようになるまでは、キーガイドが分かりやすい練習ソフトをいくつかやってみましょう。
オススメ練習ソフト:Playgramタイピング、めざせタイピングマスター、こどもタイピング
一見楽しそうなタイピングソフトでも、ガイドがないことで一気にできなくなってしまうことがあります。
子どもに合わせて難易度を少しずつ上げていきましょう
③ホームポジションを覚えたら、ゲームタイピングに挑戦【高学年向け】
タイピング練習ソフトには、「面をクリアしていくもの」や「ランキングを競うもの」など、ゲーム性が高いものがいくつかあります。
ゲームをクリアする感覚でタイピング練習すると、タイピングが自然に早くなっていきます。
ただ、最初の方にこちらに取り組むと、うまくできなくてイヤになる可能性も。
そのため、ホームポジションをある程度覚えてから挑戦しましょう。
ゲーム性のある練習ソフト:Popタイピング、ココアの桃太郎タイピング、タイピングコロシアム、寿司打
小学生向け無料タイピングソフト7選|ゲーム感覚で楽しもう
ここでは、初心者でも使いやすいタイピングアプリやゲームを7つご紹介いたします。
子どもでも飽きずに練習できて、無料で使えるものばかりですよ。
【低学年にオススメの練習アプリ①】Playgramタイピング
『Playgramタイピング』は、タイピング超初心者向けのWebアプリです。
「基礎練習」では、キーボードと指のイラストを見ながら、同じアルファベットを8回押すレッスンから始まります。
このアプリの魅力は、初歩的な問題をクリアした場合でも「ステージクリア」「Lv2!」と表示され、ゲーム感覚で楽しめる点です。
- 基礎練習
- 特訓
- 腕試し
という3つのレベルが用意されており、最難関の「腕試し」では、成績に応じてランクが決まります。
自分のランキングが表示されるので、「次はもっと上のランクにいきたい!」とやる気につながりますよ。
【低学年にオススメの練習アプリ②】めざせ!タイピングマスター
『めざせ!タイピングマスター』は、富士通が運営する子ども向けWeb教材です。
面倒なID登録などは不要。オンライン上で、すぐに学習を始められます。
コースは2つです。
きほんコース
キーボードの上段から下段まで、段ごとの練習から始まります。どの指でどのキーを押せばいいのかがイラストで表示されるため、初心者にとっても分かりやすいです。
じつりょくアップコース
2文字、4文字、6文字と入力する文字数が増えていくコース。最終的には短文や昔話などの長文入力に挑戦します。また、テンキーに特化した練習問題もあります。
どちらのコースもローマ字入力・かな入力に対応しているので、キーの場所を覚えるにはオススメです。
他に、「バレンタインタイピング」「夏まつりタイピング」など、季節限定コースなどが登場することもあり、楽しくタイピングが学べます。
【低学年にオススメの練習アプリ③】こどもタイピング
無料タイピング練習サイト『マイタイピング』内にある子ども向けタイピングゲームです。
表示される3~6文字の単語をローマ字で入力して、タイピングの基本を楽しく学べます。
間違えた問題だけを復習できたり、どの文字をよく間違えるのか表示できたりと、苦手克服にぴったり。
また、『マイタイピング』のサイト内には、清音、濁音、拗音や指ごとの練習ができるタイピング講座もあり、ホームポジションやブラインドタッチの基本が自然と身につきますよ。
【高学年にオススメの練習アプリ①】POPタイピング
『POPタイピング』は表示される文字をタイピングすると、ポップコーンがはじける楽しいゲームです。
制限時間内にはじけたポップコーンの数を競います。
ポップポーンがはじけるときの効果音やアニメーションが心地よく、子どもたちもタイピングに夢中になりますよ。
参照:Popタイピング
【高学年にオススメの練習アプリ②】ココアの桃太郎タイピング
桃太郎が仲間を増やしながら、物語を進めていくRPG形式のタイピングゲームです。
タイピングで敵を倒し、コースをクリアしていきます。
速く正確に入力すると、味方の攻撃力がアップ。
そのほか、敵からの攻撃を防いだり、自分や仲間の体力を回復させたり、レベルアップしたりと、まさにRPGの構成。
さらにゲームにはプレイ時間の制限が設けれており、子どもたちが長時間遊び続けないよう配慮されています。
これは保護者にとっても安心ですね!
単純なタイピングだと飽きてしまうというお子さんには、特にオススメです。
参照:ココアの桃太郎タイピング
【高学年にオススメの練習アプリ③】タイピングコロシアム
『タイピングコロシアム』は、タイピング練習用の格闘ゲームです。
表示される言葉をタイピングすることで敵のモンスターを攻撃。
勝負に勝つと、味方のモンスターがレベルアップしていきます。
「オンライン対戦」モードや「友人と対戦」モードもあり、楽しく盛り上がりながらタイピングを習得することができます。
BGMや効果音も本格的な格闘ゲームさながら。バトルゲームが好きなお子さんにぴったりです。
参照:タイピングコロシアム
【高学年にオススメの練習アプリ④】寿司打
タイピングもスピードを出せるようになってきたら、速く、正確にキーを叩く練習をしてみてはどうでしょうか。
寿司打は、お寿司ごとに単語が書かれていて、お寿司が流れていく前に単語を入力していくゲーム。
次の5つのコースがあります。(ふりがな付も選べます)
- 練習
- 普通
- 正確重視
- 速度必須
- 一発勝負
また、指の運びがスムーズになり、速さや正確性に自信がついてくれば「速度」や「正確」を試すコースに挑戦してみましょう。
タイピングを楽しく練習しながら、レベルを上げていけること間違いなしです。
参照:寿司打
タイピング練習のあとは|プログラミングに挑戦してみよう
タイピングが上手にできるようになれば、次はプログラミング。
プログラミングでは、作品をつくる中で、自ら課題を発見し取り組みます。
ただ、ご家庭で学ぶだけだと行き詰る場合があります。
キッズプログラミング教室【アルスクール】では、小学校で最も多く使われているプログラミング教材「スクラッチ」を使ってレッスンしています。
子ども達は、クイズを作ったり、作品タイトルを作ったりと、レッスン中にタイピングする機会がたくさんあります。
楽しみながらタイピングするので、アルスクールの子ども達は自然にタイピングできるようになります。
また、アルスクールでは、何を創るかどう創るかを子供自身が考えて試行錯誤するので、プログラミングスキルだけでなく、思考力や課題解決力も身につきます。
レッスンで楽しく学びながら、タイピング力もプログラミング力もアップする、アルスクールの学びを一度体験してみませんか。
キッズプログラミング教室【アルスクール】では、オンラインで学べるでプログラミングレッスンを行っています。
現在、冬の入会金無料キャンペーン中で、通常11,000円の入会金が無料になります。
実際のレッスンに参加できる無料体験で、この機会にアルスクールの学びを体験してみませんか。
また、実際の教室でもレッスンを行っています。
- 東京にお住まいの方 → 自由が丘校、中野校
- 大阪にお住まいの方 → 大阪南千里校
- 福岡にお住まいの方 → 福岡西新校
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