論理的思考力とは、「自分で考え、表現・判断し、実際の社会で役立てること」につながる重要な能力です。
論理的思考力を身につけることは、子どもたちにとって変化の激しい社会でこれまで以上に必要になってきています。
ただ、思考力を家庭で伸ばそうと思っても、なかなか難しいですよね。
パパもママも仕事や家事に忙しく、なかなか子どもの成長につながるような接し方ばかりできません。
そんな時は、子どもが自ら興味を持ち、思考力を伸ばせる事をさせてみるのはいかがでしょうか。
プログラミング教室アルスクールでは、子どもたちは実際に楽しく思考力を伸ばしています。
プログラミングは思考力を伸ばすのに、非常に良いツールです。
子どもたちが実際に思考力を伸ばしている方法について紹介します。
Contents
プログラミングと思考力|論理的思考力を伸ばすには
プログラミング教育に期待するのは論理的思考力!?
プログラミングというとロジカルに学ぶイメージが強いのでしょう。
それでは、プログラミングと論理的思考力にどのような関係があるのでしょうか。
まず、論理的思考力とは何なのか考えていきましょう。
論理的思考力とは?
論理的思考力=物事をしっかり考えて、それを説明できるスキル
例えば、次のようなイメージです。
- 考えていることを言葉や図で分かりやすく説明する
- 大きな課題を細分化して1つずつ解決していく
- いくつかの選択肢から優劣を判断して選択する
- 集めたデータを分類し分析する
日本人は論理的思考が苦手?
以前、東大の教授が「大人向けのロジカル・シンキングの本は、アメリカに比べて日本が圧倒的に多い。アメリカではロジカル・シンキングは子ども向けの本ばかり」とおっしゃっていました。
また、日本の子どもたちは、計算力が高い一方、文章問題が苦手だとも言われています。PISA(国際学力調査)の結果でもその傾向が出ています。
そうすると1つの可能性として、子どものうちに、論理的思考力を鍛えてないから、大人になっても学ぶ必要がある。
※計算力も大切です。
子どもの頃から思考力を伸ばすには?
良かったら参考にしてください。
必修化の最大の目的はプログラミング的思考
文部科学省は、小学校のプログラミング教育必修化の最大の目的は「プログラミング的思考を身に付けること」だと言っています。
プログラミング的思考とは
コンピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができるのかを考えること。
そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。
参照:文部科学省公式サイト
例えば、算数の時間に取り入れられる予定の【正多角形の作図】は、次のような手順で論理的に思考します。
- 正多角形の性質を振り返る
- コンピューター(Scratch)を使って、正方形をかく
- 子供たち一人一人がそれぞれ試行錯誤して、正三角形や正六角形をかく
- どのようにしたら、正三角形や正六角形をかくことができるのか話し合う
- 正八角形や正十二角形などは、どのようなプログラムにすればよいのかを考えて、実際にかいてみる
- 学習のまとめと振り返りをする
このようなプログラミング的思考を身に付けることは、論理的思考力を鍛えるだけでなく、AIなどのテクノロジーが発達する中で、その働きや仕組みを理解して使いこなしていくのに役立ちます。
そのため、プログラミングを職業としない子どもにも必要な能力なのです。
思考力を鍛えるのにプログラミングがいい理由
プログラミングは思考を表現したもの
プログラミングは、「やりたいこと」をコンピュータにやらせるための命令です。
つまり、プログラミングすることとは、「思考したものをプログラミングで表現する」ことです。
まず思考をしないとプログラミングができません。
当てずっぽうでなく、きちんと考えてプログラミングすれば、それはまさに思考を鍛えているといえるでしょう。
超短時間で試行錯誤できる
プログラミングは、実行すれば、考えが合っていたかどうかすぐ分かります。
そして修正してすぐ再チャレンジできます。
試行錯誤を超短時間で繰り返せるのです。
うまく行かなかったらどこがいけなかったのか考える。
どう直したらいいのか考える。そしてまた試す。
そのプロセスを繰り返すのにプログラミングは非常に適したツールです。
周りの影響を受けて思考を深められる
プログラミングをやってみてうまくいった!あるいは友達のを真似したらうまく行った!
それで終わるのではもったいないです。改めて一からやってみたり、応用してみましょう。
プログラミングは、他の子のやっているものを再利用して応用しやすいです。
子どもも他の子の影響を受けやすく、かつそれを自分でカスタマイズしたがります。
その過程で、子どもは一生懸命、自分の中で解釈して、知るだけじゃなく自分でプログラミングしてみて、もっとおもしろいことをやりたい!とチャレンジします。
知識を聞くだけでなく、自分でやってみる。そのプロセスはとても大切です。
何より子どもはプログラミングが好き
将棋や(知育などの)パズルでも、論理的思考力は伸びるでしょう。
子どもが好きになって自ら没頭すれば、なおさら効果は高いと思われます。
別に知育でなくても、公園遊びやスポーツで、「なんでだろう?」を繰り返していけば非常に素晴らしい学びになります。
ただ、絵やロボットが動いたり、自分でやったことが反映するプログラミングは、子どもは非常におもしろがってチャレンジします。
子どもはプログラミングが好きなんです。
プログラミングは非常に頭を使いますが、子どもが喜んで取り組みます。
それもプログラミングのメリットでしょう。
ただ、暗記するのでは意味がない
プログラミングはきちんと考えて学べばよいツールです。
ただし、ただプログラミングの方法を答えを見て暗記して、やみくもにやってみても、効果は薄いです。(*) 学習初期に、面白い!なんでこうなるの!?と興味喚起するための導入としてはありだと思います。
算数で計算力だけ伸ばしても、公式を暗記しても、思考力が身につかず応用問題が解けないのと一緒です。
新しい学びとしてのプログラミング
保護者の方々が子どもだったときにはなかったプログラミング教育。
ぜひ新しい学びとして、プログラミングのメリットを考えてみて、学びに取り入れるか検討してみてはいかがでしょうか。
学びの中で思考する様子も合わせてどうぞ
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