プログラミング教育が小学校で必修化されました。
多くの著名人がプログラミング教育の重要性を説いています。
こちらの動画は、英語ですが、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)やマーク・ザッカーバーグ(Facebook創業者)がプログラミング教育の重要性を語っています。
また、プログラミングだけに留まらず、科学全般(+ Art)のSTEM教育/STEAM教育も注目されています。
とはいえ、プログラミング経験のある保護者も少ないでしょうし、興味はあるけどどうしたらいいかわからない方も多いと思います。
そこで、今回は、プログラミング教育・STEM教育の参考になる書籍(本)をいくつか紹介していきます。
Contents
プログラミング教育やSTEM教育の考え方が分かる本|先生・保護者におすすめ
実践集よりもまずは、プログラミング教育やSTEM教育の考え方について、その意義や全体像を理解しやすい本を紹介します。
ライフロングキンダーガーテン|Scratchの開発者の著書
キッズプログラミングの代名詞とも言えるScratch(スクラッチ)。
アルスクールのレッスンでも使っています。
そのスクラッチの開発者であり、米MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ教授のミッチェル・レズニック氏による著書です。
プログラミングが何なのかわからない人でも、ぜひ読んでほしい良書です。
単なるプログラミング教育の本ではなく、どういう学びが子どもたちに必要なのか、スクラッチの根底にある思想に触れることができます。
口コミ
実は、本書の主題は、プログラミングでも、プログラミング教育でもない、と言って良いでしょう。むしろ、幼児から大人、シニアまでに向けた、新しい学び、創造的な学びを強く訴える本。
もちろん、若い学習者に対するコーディング学習支援について、明解で力強い示唆に富んでおり、なぜ、Scratchなのか、なぜ、プログラミング/コーディングなのか、根本的なところから整理した本でもあります。
幼児教育、教育心理、生涯教育に興味ある人にも手にとって欲しい一冊です。穏やかな語り口調ではありますが、よく読むと、現代の教育体系批判に満ちた、反体制、革命的な思想と取ることもできます。
引用:Amazon
作ることで学ぶ ―Makerを育てる新しい教育のメソッド
なぜ作ることが学びにつながるのか、STEM教育やプログラミング教育と創作について、その学術的な流れも含めてわかりやすく記載されています。
レッジョ・エミリア・アプローチにも通づる思想です。
STEM教育への向き合い方がイメージつきやすいと思います。
後半の実例などは教育者には非常に面白いですが、分からなければ斜め読みでもいいと思います。
口コミ
プログラミング教育について学ぶ必要があり、専門家に薦められて読む。
400ページ近い量に、読む前はちょっと二の足を踏んだ。
しかし、読み始めると、3時間ほどでさくっと完読。プログラミング教育のことはもちろん書かれているのだが、近年の学校教育における課題について、構成主義、構築主義の立場からあるべき学びの環境デザインを解説する。
その歴史と背景、実践と事例など、これ1冊でアクティブラーニングやPBL(Project Based Learning)についても俯瞰できる。
引用:Amazon
プログラミングを教える先生向けの本
先生のための小学校プログラミング教育がよくわかる本
小学校でプログラミング教育が必修化されました。
でも、2020年1月の時点で、【準備順調7県のみ】というニュースが出ており、2022年の今でも先生方への十分な研修などがされていない学校も多くあります。
この本は、そんな先生向けに、小学校でのプログラミング教育を実施するために役立つ情報が書かれています。
口コミ
プログラミング教育は次期学習指導要領でも重要なものと位置づけされています。教育現場に携わる者として、知りませんでしたーでは済まされません。そんなとき、とても頼りになる本です。
引用:Amazon
新しい時代に必要な教育本|なぜプログラミング教育が必要なのか
ちょっとSTEM教育、プログラミング教育と関係なく見えますが、なぜこれらの教育が必要なのかという、根本的な問いに近づけるという意味で、2つの本を紹介します。
科学が教える、子育て成功への道
探究学習で著名なキャシー・ハーシュ=パセック氏による著書を、認知科学の今井むつみ先生、東京コミュニティスクールの前校長の市川力先生が翻訳した本です。
これからの社会で子どもに必要なスキルを6Cs(コラボレーション、コミュニケーション、コンテンツ、クリティカルシンキング、クリエイティブイノベーション、コンフィデンス)として定義付けて解説しています。
保護者としても非常に学びの多い著書です。
口コミ
「深い学び」に導くためのヒントをいただいた。
そして今子供どもたちがどのような力を身につけるべきかが明確に書かれている。
それらを身に付けさせるために我々は親として教師として何をしていくべきなのか、具体的に考える必要がある。
6つのCのレベルと全体像はしっかりと頭に入れておきたい。
今、子どもたちはそれぞれどのレベルまで到達しているのかを確認し、引き伸ばす手だてを打つべきだと考える。
今読むべき名著。
モンテッソーリの幼児教育 ママ,ひとりでするのを手伝ってね!
書籍とコミック版とあります。
プログラミング教育やSTEM教育と一見関係なさそうですが、実は親和性が高いです。
プログラミングは特に、教わっても伸びません。
自らの意思で自立・自律して学ぶことで圧倒的に成長します。
モンテッソーリ教育のアプローチと、プログラミング教育で成長するためのアプローチは実はかなり似ています。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭は、ぜひご一読ください。
口コミ
自主自立した子供を育てたいという親向けの、姿勢・マインドセットに関する本です。
「モンテッソーリ教育」と聞いて、敷居が高そうに感じるかもしれませんが
書かれている内容はシンプルで、具体例も多く、読みやすいです。
引用:Amazon
プログラミングが学べるおすすめ実践本
さて、ここまで割と概要であり抽象的な書籍を紹介してきましたが、実践本も紹介します。
使って遊べる!Scratchおもしろプログラミングレシピ
まず、プログラミングで何からやっていいかわからない人は、Scratch(スクラッチ)からやってみましょう。
Scratchは、簡単なゲーム・ストーリーから本格的なゲーム・アニメーションまで作れる小学生向けプログラミングツールです。
スクラッチの本はたくさんあります。
テクニックをドリル的に教えるものより、実際に作品を作りながら学ぶほうがおすすめです。
本書は作品とレベルのバランスがいいように感じました。
ただ、類似した本もたくさんありますので、読みやすいと感じたり、興味あるサンプルがあるものを選べばいいでしょう。
口コミ
読みやすく、面白くて、遊べるプログラムばかりが選ばれている。画面を離れて、手を動かして作る工作が楽しめるのもよい。
引用:Amazon
手づくり工作をうごかそう! micro:bitプログラミング
スクラッチがパソコンだけなのに対し、マイクロビットは実際に小さなコンピュータを使って光らせたり音を鳴らせます。
パソコンの外の世界なので、作ったときの喜びが大きいです。
ただ、マイクロビットは、ゲームの作成が初心者には結構難しいです。
工作と組み合わせた作品から作っていきましょう。
本書は、難しい部分もありますが、そこはただ真似をするだけで進めても大丈夫。
工作と組み合わせることで、マイクロビットのセンサーの意味がわかってきます。
口コミ
必要な材料が、作品ごとに記載がなくわかりづらい部分もありました。
子供の飛びつき用が非常に良かったので、そこは確かななものを感じました。
引用:Amazon
Minecraft(マインクラフト)公式ガイド レッドストーン
子どもが大好き、マインクラフト。
そのプログラミング的要素であるレッドストーン回路の入門書です。
レッドストーン回路は、建設などを自動化するための仕組みで、プログラミングと呼べます。
色んな本がありますが、公式ガイドの本書は文字と写真のバランスもよく読みやすいです。
読むだけでは全然ピンとこないのですが、実際にやってみるとつかめます。
ただ、YouTubeを見たほうが子どもはやりやすいかも知れません。
マイクラフトは、タートルと呼ばれるようなプログラミングの仕組みもありますが、iPadなどでは使えませんし、子どもの興味をひき、プログラミングへの興味を喚起する目的であればレッドストーン回路で十分です。
口コミ
基本的なマニュアルです。
解りやすく説明されていて良かったです。
引用:Amazon
まずはプログラミング教室で体験もおすすめ
プログラミングは、楽しく学ぶのが一番です。
ただ、ちょっとしたつまづきで嫌になっちゃうことも多いです。
そのため、プログラミング教室で、友達と一緒にやったり、分からないことがあったときに聞ける環境から始めることで、スムーズに学びに入っていけます。
よろしければアルスクールの体験レッスンにもお越しください。
みなさまの疑問や不安にスタッフがお答えします。
キッズプログラミング教室【アルスクール】では、オンラインで学べるでプログラミングレッスンを行っています。
実際のレッスンに参加できる無料体験で、一度アルスクールの学びを体験してみませんか。
また、実際の教室でもレッスンを行っています。
- 東京にお住まいの方 → 自由が丘校、中野校
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