子供向けプログラミング教室は、ここ10年で非常に多くなりました。
小学校でのプログラミング教育必修化や、急速なIT化など、年々プログラミングの必要性は増してきているからです。
でも、大人になってから、プログラミングを学ぼうとしても、なかなか始めるのは難しいですよね。
その点、幼児・小学生からプログラミング教室に通うと、楽しくプログラミングを学ぶことができますよ。
また、中学生・高校生・大人になって、より複雑なプログラミングを学ぶ時にも、あまり抵抗なく習得することができます。
ただ、子供向けプログラミング教室は、教室によって、レッスン内容・身につく能力がかなり違います。
そこで、今回は、「プログラミング教室で身につく能力」や「おすすめの選び方」を詳しく解説していきます。
Contents
子供向けプログラミング教室は急増している
キッズプログラミング教室は5年間で6倍に増加!
GMOメディアが運営する「コエテコ」と株式会社船井総合研究所は共同で、「2020年子ども向けプログラミング教育市場調査」を実施しています。
その結果、2013年~2018年の5年間でプログラミング教室の数は約6倍に増加していることが分かりました。
さらに、2023年には2013年の約15倍に増加するだろうと予測されています。
教室増加の原因|急速な社会変化と小学校の必修化
なぜ子供向けプログラミング教室が増加したのでしょうか?
その背景としては、2020年度に小学校で必修化されたプログラミング教育の影響が大きいと考えられます。
2020年度には、プログラミング教育必修化以外にも大幅な教育改革が行われています。
他にも、英語の教科化、アクティブラーニング重視するという内容です。
文部科学省の公開資料によると、教育改革が行われた背景には、次の3つの要因があります。
- 社会が急速に変化
- コンピューターによる技術革新
- グローバル化の加速
コンピューターによる技術革新やグローバル化は、世界中で急速に起こっています。
日本は、より少ない人口で、海外とうまく連携を取りながら、高速で変化していく社会に対応しなければいけません。
そのため、世界で一目置かれる技術者を育成しなければならないという難題に直面しています。
文部科学省では、日本が成長していくためには一人一人の生産性が重要であると考え、次のような人材の育成を経済成長の柱として挙げています。
- 付加価値の高い人材の育成
- 我が国のイノベーション創出やグローバル化を担う人材の育成
参照:文部科学省提出資料
このように、すべての子どもたちが、情報技術の進化やグローバル化に対応できるようにとの思いが、2020年度の教育改革に込められています。
そのため、プログラミング教育必修化や英語の教科化が行われたのです。
子供向けプログラミング教室では何をするの?
子供向けプログラミング教室のレッスンには、大きく分けて3つのパターンがあります。
すべて行っている教室もあれば、一部しかやっていない教室もあります。
- パソコンやタブレットで、ゲームやアニメーションを作成する
- 作ったものをプログラミングで動かしたり、光らせたり、音を鳴らしたりする
- プログラミングのコードを学ぶ
1つずつ解説していきます。
①ゲームやアニメーションを作成する
ゲームやアニメーションの作成は、主に、Scratch・Viscuitなどのビジュアルプログラミング教材を使ったレッスンです。
また、マインクラフトというゲームを使って、ゲームの世界を作ることでプログラミングを学ぶという教室もあります。
ビジュアルプログラミング教材は、「10歩動かす」「15度回転させる」「残念!と言う」など、プログラミングに必要なコードを【子どもでも分かりやすいパーツ】にしています。
そして、それを動かすだけで、キャラクターをしゃべらせたり歩かせたりできる教材なのです。
文部科学省・総務省・経済産業省共同制作の、「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」というサイトにも、教材情報としてビジュアルプログラミング教材が多数載っています。
学校だけではなかなかできない、本格的なゲームやアニメーションでも、プログラミング教室に行けば作ることができますよ。
②プログラミングで動かしたり、光らせたり、音を鳴らしたりする
プログラミング教室では、レゴで作った車を走らせたり、工作したものを光らせたり音を鳴らしたりすることができます。
レゴ社は、幼児~大人まで、様々なプログラミングキットを展開しています。
こちらは、自宅で購入して遊ぶこともできますが、作るのに何時間もかかったりと子供に教えるのは大変です。
プログラミング教室なら、講師が適切にサポートしてくれるので、楽しくレゴブロックを作りながら、プログラミングを学ぶことができますよ。
また、micro:bit(マイクロビット)というプログラミング教材を使えば、工作したものを光らせたり、音を鳴らしたりできます。
マイクロビットを使うと、プログラミングを学べるだけでなく、子ども達は想像力豊かに作品をつくることができます。
③コードを学ぶ
プログラミング教室では、楽しくコードを学ぶこともできます。
よく使われているのが、「Codemonkey」です。
サルがバナナを取るために適切なコードを書くことで、ゲームのように面をクリアしていく教材です。
最初は、ごく簡単なコードから始まり、少しずつレベルアップしていき、適宜ヒントを出してくれるので、小学生でも抵抗なく遊びながら学ぶことができます。
スクラッチなどのビジュアルプログラミング教材は、厳密なプログラミングをしているわけではありません。
その点、Codemonkeyは、プログラミングのコードを学んでいるので、一般的に使われるテキストプログラミングに、より近いものだと言えるでしょう。
プログラミング教室の学び|期待できる子供の成長
論理的思考力を育める
プログラミングを学ぶと、論理的思考力を育むことができます。
論理的思考力とは、「物事をしっかり考えて、それを説明できるスキル」です。
そもそも、プログラミング教育必修化の目的は、プログラミングスキルを身に付けることではなく、「プログラミング的思考」を身に付けることです。
プログラミング的思考とは
コンピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができるのかを考えること。
そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。
参照:文部科学省公式サイト
プログラミング的思考とは、簡単に言うと、「プログラミングを書くときに考えるような論理的思考力」、といえるでしょう。
プログラミングは、「やりたいこと」をコンピュータにやらせるための命令です。
つまり、プログラミングを学ぶと、「思考したものをプログラミングで表現する」方法を身に付けることができるのです。
そのため、きちんと考えてプログラミングする必要があり、その結果、論理的思考力を鍛えることができるのです。
創造性を養える
子供向けプログラミング教室では、プログラミングでゲームやアニメーションなどの作品をつくることが多いです。
また、レーザーカッターや3Dプリンターなどを使って、工作したものをプログラミングで動かしたり、光らせたりすることもあります。
そして、プログラミング教室の中には、自分の興味や好奇心にそった作品を作らせてくれる教室があります。
- 自分の興味があるものを自分で考えて作り、講師は適切にサポートしたり、子ども同士で相談し合ったりする
- さらに、より良い作品をつくる
このようなレッスンは、まさに創造性を養うレッスンと言えます。
そのため、創造性を養いたい場合は、それぞれの子どもの興味に沿ったレッスンをしてくれる教室を選ぶといいでしょう。
テクノロジーに強くなる
プログラミング教室の中には、必修化の目標である「プログラミング的思考」だけでなく、「計算論的思考」を学べる教室があります。
計算論的思考とは、「コンピュータの情報処理能力を問題解決に活用するために体系化された考え方」、です。
計算論的思考には、4つの要素があります。
- 要素分解:複雑な問題を解決可能なレベルまで分解すること
- 抽象化:規則性を見つけること
- パターン認識:重要な要素だけを抜き出すこと
- アルゴリズム:問題解決の手順を明らかにすること
プログラミング的思考は、この中で「アルゴリズム」にあたります。
ただ、情報技術が急速に発展する中、「テクノロジーを活用し、価値を創造していく」には、他の3つの要素も重要です。
そのため、子供のころから、プログラミング教室で学ぶことで、計算論的思考を養い、将来的にテクノロジーの強くなることにつながるのです。
子供向けプログラミング教室【アルスクール】では、論理的思考力や創造力を養い、テクノロジーに強くなるレッスンを行っています。
また、プログラミングのコード(コーディング)を学びたい子には、そちらを伸ばすレッスンも行っています。
そこで、次の章からは、アルスクールの特徴・レッスン内容について詳しく解説していきます。
子供向けプログラミング教室【アルスクール】の特徴
幼児向けレッスン|レゴブーストやキュベットで遊びながら学ぼう
アルスクールの年中・年長の子向けのレッスンについて紹介します。
幼児は、パソコンやタブレットを使ったプログラミングがまだまだ難しいですよね。
そのため、幼児向けクラスでは、工作をふんだんに取り入れて、作ったものをプログラミングで動かすレッスンをしています。
そのために、使用している教材は次の2つです。
- レゴブースト
- キュベット
レゴブーストでは、レゴで好きなように車を作って、それをプログラミングで動かします。
みんなで、コースを作って、速さを競い合ったりするので楽しく学べますよ。
また、キュベットというかわいい木製ロボットを使うレッスンもあります。
キュベットを方向の書いたブロック(まっすぐ、右、左)をはめるだけで、動かすことができるので、幼児にも分かりやすい教材です。
キュベットに自分で作った絵を貼り付けたりして、楽しそうに動かしていますよ。
小学生向けレッスン|Scratchやマイクロビットで創作しよう
小学生向けレッスンでは、主にScratchやマイクロビットを使います。
Scratchでは、子供たちの興味を大切に、ゲームやクイズやストーリーを作っています。
(小3男の子の作品)
Scratchは創造的思考力を養うことができる教材です。
そのために、Scratchには、オンライン上のコミュニティ機能があり、Scratch製作者はお互いの作品を参考にしながら、より良い作品をつくっています。
そのため、アルスクールでは、講師が一方的に教えるだけでなく、子ども達どうしが相談やアドバイスをし合うことも大切にしています。
また、micro:bit(マイクロビット)を使ったレッスンでは、工作をふんだんに取り入れています。
自分の好きな材料を使って工作し、プログラミングによって、音を出したり、動かしたり、光らせたりしています。
こちらも、クリエイティビティを刺激するレッスンで、子供たちは楽しく学んでいますよ。
アルスクールで大切にしていること|一般的な教室との違い
アルスクールでは、レッスン中に子供たちが学びに熱中する状態である、「オモシロ状態」になるような環境作りをしています。
一般的な教室 | オモシロ状態 |
聞いて教わる | つくって学ぶ |
言われた通りにする | 自発的に行動する |
始めから完璧を目指す | まずやってみる |
テキスト通りに進める | アイデアを試す |
教える先生と教わる生徒 | 大人も子供も一緒に学ぶ |
やり方を覚える | 本質を理解する |
楽しく自発的に学べる環境
オモシロ状態にするために大事なのは、自分が興味があるものを「つくって学ぶ」ことです。
もちろん、レッスンを開始したばかりの子は、自分が何をしたいかよく分からないことも多いです。
その場合は、興味があるものが何なのかをヒアリングしながら、講師がレッスン内容を決めます。
でも、3ヶ月くらいたつと、ほとんどの子が学びの姿勢ができ、むしろ「テーマは決めず自由に作りたい子」が多くなります。
この時に、講師側が「今日はこれを作ろう」と決めてしまうより、自分の興味があるものをつくる方が「よりすごい作品ができる」ことが分かってきました。
元々興味があるものなので、自発的に行動し、自分の理想に近づくために色んなアイデアを試すのです。
プレゼンテーションとフィードバック
レッスンの最後には、みんなの前で、作品についてプレゼンテーションします。
これは、作品が完成していなくても、必ず行います。
そして、プレゼンを聞いた講師や他の子が「ここはどうやって作ったの?」とか「こうすると、もっとおもしろくなるんじゃない?」と、フィードバックしています。
そして、2・3ヶ月に1度、作品・操作方法・苦労した面を、詳しく発表する機会を設けています。
こうすることで、レッスンの他のメンバーから刺激を受けて、「さらにおもしろいものを作ろう!」とモチベーションも高まり、創造性が高まっていくのです。
本質の理解(概念の獲得)
先の見えない時代に必要なのは、どんな問題が起こっても、自分で解決するためのプロセスを考えられる「問題解決能力」です。
そして、問題解決能力をつけるのに必要なのは、物事の本質を理解すること(概念の獲得)です。
そのため、アルスクールでは、「本質の理解」が進むようなレッスンをしています。
ただ、「本質の理解」って何なのか分かりにくいですよね。
そこで、ここからは、例を使って、できるだけ分かりやすく解説していきます。
例:レゴをプログラミングで動かそうとしたら、まっすぐ進まず曲がってしまう!
この時、ほとんどの子供たちは、「合ってるはずなのに曲がっちゃう」と言ってきます。
でも、アルスクールでは、答えを教えずに、子供と一緒に次のように原因を調べていきました。
- 何で曲がるのかな?レゴを持ち上げたり色んな方向から見たり、全体を観察。
→「タイヤの動きが右と左で違う!」と発見 - シンプルなプログラミングでまっすぐ進むかチェック
→「あれ?進まない?プログラミングは悪くない?」 - レゴの車がどこか思っていたのと違う動きをしている?
→「左のタイヤが全然動いてない。」 - 左と右のタイヤを観察してみよう
→「あ、左のタイヤのパーツが外れてる。」 - 左が外れているのを直したら超シンプルなプログラミングで動く?
→「動いた!」と感動 - 元のプログラミングで動くかな?
→「動いた!」とさらに感動
このようにして、無事にまっすぐに動かすことができました。
ここで大切なのは、「原因は何なのか、どういう手順で調べれば分かるのか」を、子どもが中心となって、自ら発見し体感することです。
大人は原因がすぐにわかりますが、それを教えることはしません。
この例では、「レゴが動かない時はタイヤが外れていることがある」という知識を得るのですが、それはゴールではありません。
「複雑な問題でも、細かく分割して1つずつチェックしていけば原因究明できる」、という本質(概念)を掴むことこそが大切なのです。
「細かく分割して1つずつチェックする」という方法は、他の問題解決にも応用できる方法です。
このようにして、アルスクールでは、子ども達の本質の理解(概念の獲得)が進むようなレッスンを通して、問題解決能力を養っています。
継続して学べて、友達とも遊べる教室開放
アルスクール自由が丘校では、教室開放を行っています。
- 金曜日 15:30 – 19:00
- 土曜日 14:30 – 18:00
レッスン生は、好きなようにレゴブースト・マイクロビット・キュベットなどの教材を使うことができ、パソコンでプログラミングすることもできます。
また、アルスクールにある段ボールや工作グッズを使って、好きなモノを作ることもできますよ。
アルスクールの口コミ・評判
アルスクールの保護者の方に、次のようなアンケートに答えていただきました。
Q1. 他のプログラミング教室と比較して、アルスクールを選んだ理由を教えてください。
- 子供の自由な発想に手助けしてくれるようなプログラムだったこと(小5 男子)
- 教育理念、こどもに対する考え方に深く共感しました。親として自分はぶれまくっているので理想的だなと思いました。(小1 男子)
- クリエイティビティが刺激されて、自分で考えてものづくりが出来そうと感じたから(小1・小4 女子)
Q2. アルスクールに入会する決め手となった出来事はありますか?
- 息子がプログラミングは絶対アルスクールいいと 言ってきました。体験の時の子どもたちが生き生きしてアットホームな感じがとても良かったです。おやつを食べながらという習い事がなかったのでとても新鮮でした。(小1 男子)
- 子どもが習いたいと言ったこと 、自由遊びの時間があること(小2 男子)
- 単に作るだけではなく、プレゼンテーションをするところや少人数であるところが良かった。(小4 男子)
Q3. アルスクールに通って良かったことはありますか?
- アルスクールに行くのをとても楽しみにしています。学校以外の自分の場所が一つできたような感じです。(小1 男子)
- 楽しく通っています。通い始めたばかりですが、プログラミングをベースに色々なものを発明したり面白いものを発想してほしいです。(小1・小4 女子)
- 子どもたちが毎回楽しそうにその日学んだことを教えてくれるので、本当に楽しい時間を過ごしているのだなと感じるところ。
- 楽しくパソコンのことを学べます(小1 女子)
アルスクールの選べるレッスン|教室とオンライン
アルスクールには、オンライン校と教室の2つのレッスンがあります。
外出自粛の際など、通わせるのが不安なときはいつでもオンライン校に変更することができます。
また、オンライン校から教室に変更することも可能です。
このように、アルスクールでは、どんな状況でも学びを継続できるようレッスンを行っています。
プログラミング教室アルスクールの学びを無料体験しよう
アルスクールでは、無料体験会を随時開催しています。
実際のレッスンに参加していただくので、レッスンの内容や雰囲気が良く分かりますよ。
キッズプログラミング教室【アルスクール】では、オンラインで学べるでプログラミングレッスンを行っています。
実際のレッスンに参加できる無料体験で、一度アルスクールの学びを体験してみませんか。
また、実際の教室でもレッスンを行っています。
- 東京にお住まいの方 → 自由が丘校、中野校
- 大阪にお住まいの方 → 大阪南千里校
- 福岡にお住まいの方 → 福岡西新校
教室での無料体験レッスンをご希望の方は、こちらをご覧ください。