教育

[プログラミング教育] “プログラミングができる”ってどういうこと?

プログラミング教室では、「プログラミングができるようになること」を期待されることが多い一方で、「プログラミングができるようになることが大事じゃない、論理的思考力や創造性だ」というような会話も聞こえます。

「プログラミングができる」とよく使われますが、実はこれ、人によって意味合いが大きく違います。

特にプログラマーやエンジニアなど、プログラミング知識がある人と会話する場合は要注意です。

 

プログラミングができるとは?

プログラミングができるってどういうことでしょうか?プログラミングをしたことがない人は、ピンとこないと思います。

プログラマーやエンジニアがいう「プログラミングができる」というのは、「WEBサイトでもなんでも自由に1から1人で作れる」という意味ではありません

「何をどう作るか指示があれば、その指示にしたがって、プログラミングで作れるよ」という意味です。

家を建てることに例えてみましょう

家を建てるときには、建築士がいて、図面引いたり設計する人がいて、実際に工事をする大工さんなどがいます。

プログラミングという作業は、工事の工程、大工さんの部分に当たります。

プログラマーやエンジニアがいう「プログラミングができる」というのは、「工事ができるよ」という意味で、つまり、建築士の仕事や設計ができるわけではありません

もしかすると、皆さんのなかで「プログラミングできる」 = 「なんでも1人で作れる」、つまり家を建てる工程でいえば、建築士の仕事から工事まで全部できるという意味で使われているかもしれません。

プログラミングスキルは「コーディングスキル」とも言われているので、以下では、誤解がないよう、「コーディングスキル」を(システム開発全体のスキルではなく)工事のスキルを意味することとします。

コーディングスキルは学ぶべき?

「家を建てる」仕事には、建築士でも大工さんも、携わります。

その時に、お互いの仕事をある程度知っていれば、非常にスムーズなコミュニケーションができます。あるいは、家を注文する人(発注主)や建築資材を売る人、不動産屋なども、理解があるとよいでしょう。

例えば工事で大変なのってこういうことなんだ、とか、こういう注文、後から出てきても対応できないよ、とか。簡単そうに見えるけど、この作業大変なんだ、とか。

コーディング(プログラミング)も同様です。

知っていれば、プログラマーではなくても、いろんなことがスムーズに行きます。社会に出る時にはとても意味がある。

ただ、職業訓練レベルまで必要ではなく、「プログラミングってこういうものなんだ」という概念を理解できるレベルまでで十分かと思います。

(もちろん、プログラミングが大好きで、プログラマーになりたい人は、スキルもとても大切です。)

ただし、小学生のうちに必要かというと、コーディングスキル自体は無理に覚える必要はないです。テクノロジーに強い子にしたい場合、どうしたらいいか、下記記事にまとめてありますので、ご参照ください。

 

プログラミングなんか大切じゃない。プログラミング教育の本質とは。プログラミング教育が多くの子どもたちに学ばれるようになってきていますが、どうもその本質は理解されておらず、「プログラミングができるように...

 

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むらっち
むらっち
村野智浩。探究型プログラミング教室アルスクール代表。探究学習などを学びながら、150名以上の子どもたちと学ぶ。チームラボでPM、スタートアップの技術顧問などを歴任のITスペシャリスト。東京大学工学部卒業。
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アルスクールは、自由が丘、中野にある小学生、幼児(年中、年長)向けのプログラミング教室。プログラミングを使った創作活動を通じて、子どもたちの学びたい意欲を引き出す学び場です。子どもが夢中になる学びをぜひ一度体験してください。

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