Scratch

Scratchはプログラミングを始めるのにおすすめ!簡単なゲームを作ってレビューしてみた

Scratch プログラミング(9)

Scratch」という名前を聞いたことはありますか?

最近、プログラミング学習業界で話題になっている言語です。

プログラミングって難しいですよね。

プログラミング人材が必要、なんて巷では最近言われていますが、実際にやってみると難しいことこの上ありません。

どうにかならないもんでしょうか?

 

そんなプログラミング学習の最初のハードルをクリアしてくれるのが「Scratch」です。

いっけん難しいように思えるプログラミングのエッセンスを簡略化しているため、小学生の子どもでも使いやすく、親御さん方や小中学校の先生など教育関係者にも大好評なのです。

そこで、今回は「Scratch」のおすすめポイント・簡単な作品の作り方・作ってみた感想を詳しく紹介します

 

Scratchというプログラミング言語

Screenshot of scratch.mit.edu

MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発

「Scratch」はマサチューセッツ工科大学(MIT)、メディアラボのライフロング・キンダーガーテンというグループが開発したプログラミング言語です。

Scratchは、これまでバージョン1.4、2.0が開発されており、現在では最新版のバージョン3.0が利用可能です。

「Scratch」では、高度なプログラミングでも使われているような基本的な考え方や代表的な概念を、小学生にも理解しやすいレベルに落とし込んでいます

そのため、簡易なプログラミング言語ながらグラフィカルで親しみやすく、簡単なものから複雑なゲームの超大作に至るまで、使い方次第でじゅうぶん広い応用が望めます。

 

Scratchを開発したミッチェル・レズニック教授は、【Creative Learning】(創造的な学び)という教育理念を提唱しています

Scratchは、この創造的な学びが、継続的にできるように設計されています。

ミッチェル・レズニック教授の論文では、創造的な学びをするために必要なスパイラル①~⑤が紹介されています。

  1. 何を作るかを想像する(Imagine)
  2. 想像したものをつくる(Create)
  3. 自分で遊ぶ(Play)
  4. 友人や家族に共有したくなる(Share)
  5. 様々なフィードバックを得ることができる(Reflect

①~⑤を繰り返す、このようなスパイラルを【Creative Learning Spiral(創造的な学びのスパイラル)】と言います。

Scratchでは、オンラインコミュニティ機能を使って、このようなスパイラルになるよう設計されているのです。

参照:media.mit.edu

 

「Scratch」は、より高度なプログラミング言語への橋渡しに最適であり、プログラミング初心者にとってまさに理想的な言語だといえるでしょう

 

ビジュアルプログラミング言語

「Scratch」はなんといっても、無料のビジュアルプログラミング言語であることが最大の特徴です

プログラミングと聞いて思い浮かぶのは、真っ黒な画面に何やら細かい文字のオンパレード…ですよね。

ビジュアルプログラミング0(6)

従来のプログラミング言語ではコマンドの英語が難しいことがハードルのひとつになっていました。

ビジュアルプログラミングの場合、アイコンと呼ばれる図形を配置することでコンピュータへの指示を表現します。

そのため、直観的に動作を理解しやすいことがメリットです。

この視覚的特徴により、英語が苦手な方や低年齢の子どもにも非常に取っつきやすいものとなっています。

また、無料であることもユーザーの認知度を高める理由になっています。

 

プログラミング教育必修化

2020年度からスタートする教育改革の一環として、小学校でもプログラミング教育学習が開始されます。

「Scratch」はその直観的な分かりやすさから、プログラミング教材としての活用が期待されています

具体的には、基本操作から「正多角形をプログラムを使ってかく」「ねこから逃げるプログラムを作る」ことについて学ぶ予定です。

実際に、小学校ですでにScratchを使ったプログラミング授業の実施例がたくさんあり、文部科学省などのサイトで実施例を見ることができますよ。

参照:小学校を中心とした プログラミング教育ポータル_文部科学省、総務省、経済産業省

 

Scratchをダウンロード

Screenshot of scratch.mit.edu

Scratch 3.0のオフライン版は公式サイトからダウンロードでき、無料で使えます。

>>Scratch公式サイトでダウンロード

Windows/MacOS/ChromeOS/Androidの各バージョンが用意されています。

 

また、作ったプログラムを世界中のユーザーとシェア出来るのも「Scratch」の魅力のひとつです。

ただし、シェアするにはログインが必要なため、ユーザー登録を行いましょう。

 

また、ブラウザ(オンライン版)で使用することも可能です。

機能などはオフライン版と同等で、同じく公式サイトから利用できます。

>>Scratchをオンラインで使用する

 

Scratchの使い方

Scratch入門編

Scratch3.0を起動すると、以下の画面になります。

Scratch プログラミング(1)

主な画面説明

  • 左上:地球マーク(言語選択)、ファイル(保存/読み出し)
  • 左端:アイコンのカテゴリ
  • 左端2番目:アイコンの種類
  • 中央:アイコンを置くところ
  • 右上:スプライトが実際に動く様子を確認する画面
  • 中央右下:スプライト(キャラクターや物など)選択
  • 右下:背景選択

長方形のジグゾーパズルのような形のものが「アイコン」です。

アイコンを中央にドラッグして縦につなげることで、動作の順序を指示します。

上にある「緑の旗のアイコン」を押すとプログラムが実行され、赤いアイコンを押すと停止します。

例では、ネコのスプライトが表示されています。

 

まず、このネコを動かしてみましょう。

ネコを動かすための手順を解説します。

手順

  1. 「イベント」から「緑の旗がクリックされたとき」を中央にドラッグ。
  2. 「動き」から「○歩動かす」を中央にドラッグして、下につなげます。
  3. ○に「100」と記入。
  4. 「緑の旗」を押して実行します。
Scratch プログラミング(2)

すると、ネコが右に動きました。

同様にアイコンを配置すると他の方向にも動かせます。

これがはじめの一歩になります。

 

Scratchのゲーム作品例|簡単なサッカーゲーム

では、簡単なサッカー(PK)ゲームを作ってみましょう。

このままだと殺風景なので、右下のアイコンから背景を追加します。

ここでは、競技場の風景を選びました。

Scratch プログラミング(3)

次に、サッカーボールとキーパー(Casey)のスプライトを追加します。

Scratch プログラミング(4) Scratch プログラミング(5)

 

すると、画面は以下のようになりました。

Scratch プログラミング(6)

 

次に、キーパーが上下方向に自動で動くようにします。

キーパーのスプライトを選択し、アイコンを以下の画面のとおり並べます。

Scratch プログラミング(7)

実行すると、キーパーの動きが確認できます。

 

次はネコの動きです。

ネコをクリックすると右方向に走るようにします。

Scratch プログラミング(8)

実行すると、ネコが右に走りました。

 

続いてボールです。

ネコがボールに触れたとき、ボールが右方向に動くようにします。

Scratch プログラミング(9)

ボールの動きを確認しました。

 

最後に、ボールがキーパーに触れたかどうかを判定します。

キーパーに触れると「ざんねん!」、画面右端に無事たどり着くと「ゴール!」と判定されるようにします。

キーパーに止められたところ

Scratch プログラミング(10)

見事ゴールが決まったところ

Scratch プログラミング(11)

これで完成です。

さあ、キーパーの動きをみて、タイミングよくネコをクリックしてみましょう!

 

Scratchをやってみた感想

Scratch プログラミング(12)

Scratchをやってみた感想は「とにかく分かりやすく、簡単にプログラミングが楽しめる!」でした。

初心者は最初の時点でつまずきやすいため、プログラミング学習を始める教材として最適といえます

 

また、他の入門用ビジュアルプログラミング教材、たとえば「Viscuit」と比べると、できることが圧倒的に多く、長く楽しめる印象があります。

 

さらに、自作のプログラムを世界中に公開して他のユーザーとシェアできるのも魅力です。

>>Scratch公式サイトで作品をシェア

感想を言い合ったり、作品をもっとよくするためのアドバイスをもらったり、二次作品を進化させたり、ユーザー同士で相互交流する楽しみもあります。

 

Scratchはまさに現代にアップデートされた教材といえるでしょう。

また、Scratchを用いた学習番組「Why!?プログラミング」(NHK)も放映されており、プログラミングコンテストも随時開催されています。

 

Scratchをプログラミング教室でやってみよう

Scratch プログラミング(13)

今回の例で作成したサッカーゲームひとつとっても、作っているうちにさらなる改善点や要望がみえてくることでしょう。

例えば、次のようにすれば、もっとおもしろいゲームになりますよね。

  • ネコにしゃべらせる
  • 効果音や音楽をつける
  • キーパーの動きを遅くする
  • ボールのスピードを調整する

自分の作品を良くしたい欲求が次々に生まれてくること、これこそがScratchプログラミングの醍醐味といえます

そこでおすすめしたいのが、最近増え始めているプログラミング教室です。

キッズプログラミング教室【アルスクール】では、Scratchの基礎や応用について、分かりやすく丁寧に教えています。

また、Scratchを使って、「算数×プログラミング」のイベントを行ったりもしています。

[イベント]プログラミングと体感型算数「ためしてみようよ! すこし未来の学びかた」を開催しました親子でたのしむ プログラミングと体感型算数 体験会&教育セミナー 「ためしてみようよ! すこし未来の学びかた」を開催いたしました。算数とプログラミング、それぞれ面白かったり難しかったり、大好きだったり苦手だったり・・いろいろあると思いますが、「それらが組み合わさるとこんなに楽しくなるんだ!」という発見の多いワークショップでした。...

興味がわいたら、一度体験に来てみてください。

探究型プログラミング教室
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アルスクールは、自由が丘、中野にある小学生、幼児(年中、年長)向けのプログラミング教室。プログラミングを使った創作活動を通じて、子どもたちの学びたい意欲を引き出す学び場です。子どもが夢中になる学びをぜひ一度体験してください。

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